概要
セト=トワイライトとは悪の大罪シリーズの登場人物の一人である。
彼の存在については原曲でも一部仄めかされていたが、その正体に関してはあまり明かされてはいなかった。
魔道王国の科学者であり、元老院の一人でもある。
原罪物語での重要ワードである『her』(遺伝性悪意栽培者)の生みの親であり、彼自身も『her』である。
『ghoul child』というクローン人間を造り、それに悪意の種を埋め込ませることで国中に悪意の種を振りまいていた。
最初は自身のクローン人間を造っていたが、最初のクローン人間である「ペイル=ノエル」が犯罪者として有名になりすぎてしまったため一時中断し、その次からは別人を造ることにした。それが後の「メータ=ザルムホーファー」、「イリーナ=クロックワーカー」である。
しかし、そんな彼の業もレヴィアンタの災厄に終止符を打たれ、姿を消すのだが…………。
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ネタバレ注意
そもそも彼はレヴィアやビヒモ、エルド達と同じ神々の時代────セカンドピリオドの生き残りであり神の眷属であったが、レヴィア達の目を誤魔化し人間に転生していた存在であった。
レヴィアンタの災厄後、セトは人の姿を捨て「憤怒の悪魔」として転生し、憤怒の鍵に宿ることで歴史の裏で暗躍していた。
それからも彼は悪魔として世界のあちこちを流れゆくのだが、ある時すっかり別人の姿になっていたイリーナと久しぶりに会い、彼女に全ての真相を話している。
「5番目のピエロ」にてガット=クーロンが『憤怒の器:グリムジエンド』をエルルカ達を仕留めるために使っていたが逆に返り討ちにされてしまい、グーミリアに回収される。
メリゴド高地の決闘での観戦をしていたがそれに飽きを感じ、持ち主になっていたグーミリアに一時的契約を持ちかけ、レミーを打ち倒す力を授けた。
精神空間にてレヴィア、イリーナ、イブの三つ巴のぶつかりに巻き込まれ、グーミリアと共に冥界へ飛ばされてしまい、死んでもいないため冥界を取り仕切る手伝いをすることになった。
ちなみに、この時の彼は仮面の姿になっている。
セカンドピリオドにしか存在していなかった仮面族の者で、文明を創ることさえ可能なほどの知能の持ち主であることから、二代目冥界の主となったグーミリアのフォローをしていた。
また天界やレヴィア・ビヒモ姉弟、シックル、エルドに対して嫌悪感を抱いている。
その正体は、セカンドピリオドから逃れたherの1人。
herであるため本来箱舟に乗ることはできないが、仮面に化け、「箱舟クライムワン」に乗った72人の乗組員のある1人に取り付いて密航した。そのため箱舟のルールに従っておらず、セカンドピリオド時代の記憶をひとりだけ保持していた。