FF5
ファイナルファンタジー5の黒幕。
その名は『死を超える者(Ex-death)』を意味する。
ムーアの大森林に安置されていた四つのクリスタルによって引き寄せられた邪悪な意志が一本の樹宿って生まれた暗黒魔道士。
「無」の力を手に入れて世界征服を画策するも、暁の4戦士によりクリスタルに封印される。
しかし、人間たちがクリスタルを利用した文明を築いたため「風のクリスタル」が壊れ、力の一部を行使できるようになった。そしてタイクーン王を支配し、各地のクリスタルを破壊させ復活を果たす。
封印されていた「無」の力を手に入れるも、最終決戦で敗北した後は「無」の力に自らも飲み込まれて消滅してしまう。
直後、ラスボスのネオエクスデスとして登場する。ただし「エクスデス」としての自我は既に崩壊しており、世界のすべてを無に帰すことだけを目的とした存在になり果てた。
元々が植物、“生きた森”と呼ばれるムーアの大森林の樹であった事から、その名が示す通りほぼ不死身に等しい生命力を有する。そのため、かつては賢者ギードや暁の4戦士ですらエクスデスを滅する事は出来ず、封印という手段を取らざるを得なかった。
魔道士だけあって魔力も相当なもので、対ガラフ戦では当時まだ封印されていたはずの「フレア」「ホーリー」「メテオ」の三大魔法を既に習得済み。さらにその屈強な体格に違わず、長剣を使った肉弾戦も強力。
一方で妙に人間味溢れる所があり、「ファファファ!」「カメェェェッー!」「宇宙の 法則が 乱れる!」など名(迷)言にも事欠かない。
ラスボスなのに小さな棘になってクルルの足に刺さったり、兜を被っているのに実は胴体に顔があったり、SFC版では時間制限イベントのタイマーを持ち込んで残り0秒で倒せる裏技があったりと、シリアスな笑いにも事欠かない。だが、ガラフを殺したことは許さねぇ…(プレイヤー談より。)
なお、pixiv上では同じように鎧を着込んだ人達と共にデフォルメされた姿もよく見かける。
DFFシリーズ
FF5代表のカオス側のキャラクターとして参戦。
担当声優は石田太郎氏だったが、2013年に急逝した事で2017年5月にアーケード版の参戦が決定した際に新しく楠見尚己が担当する事となった。
エンカウントボイスや劇中のセリフでやたら「無」を連呼するなど、その思想はネオエクスデスと化した時のものに近い。
ストーリー面ではあまり活躍していないが、一応全てを無に還すために色々行動はしていた。
DFF(13回目)ではゴルベーザを倒しに来たらセシルに倒されたり、DDFF(12回目)ではカインと2回戦い倒されるなど、何故かFF4のキャラクターとの絡みが多い。
そして宿敵であるはずのバッツとの絡みもほとんどないどころか、「急いでる」という理由だけでスルーされかける始末。話すら聞かぬというか!!
……が、続編のDDFFでは大量のイミテーションが封印されている次元の扉を発見した元凶である事が明かされ、これをカオス陣営が使役する事によってコスモス陣営が敗北の危機に瀕するというある種の戦犯じみた活躍を見せつけた。
エンカウントボイスでは、大抵「無」を言う。
さらに、作品を追う毎にこれに対し一部の対戦相手から痛烈な皮肉を言われる事もあり、ヴァンに「無にするなんて悲しくないか?」、プリッシュに「無って面白いのか?」と疑問視される程。
無に関わる暗闇の雲の力を「貴様の無は偽物だな」と否定しているが、DDFFでは当の本人に無を欲するその様を愚かだと切り捨てられている。
異名は「大樹」で、コンセプトは『プレスディフェンダー』。
自分から攻撃を仕掛けようとすれば隙だらけでまともな攻撃が成り立たないが、その代わりに多彩なガード技やカウンター技によってガン攻めの敵には強いという受け身専門の性能となっている。
カオス側のキャラクターの例に漏れず上級者向けの性能だが、使いこなせば相手の攻撃を一切許さず超強力なカウンター技で圧倒できる。
さらにDDFFではガード系の技が調整された他、一部の攻撃がガード技や通常ガードでキャンセルできるようになった。
アーケード版では左スティックを押し込む事で3つのモードに切り替えるユニークタイプ。
CPUはその真価を発揮できないため弱く、プレイヤーの経験値稼ぎの相手にされている。→エクスデス道場/エクスデス先生
しかし、熟練プレイヤーが使うと磁場転換や各種ガードを使いこなしなかなか強い。
UT版ではいくつかの技が強化されており、CPUのエクスデス操作も上手くなっている。
DDFFではCPUの使用するエクスデスも強化されているため、もはやエクスデス道場は成立しない(マイカードのインポートという手段もあるが)。
関連イラスト
関連タグ
ネオエクスデス 植物 エクセデス エクスデス先生 道場・エクスデス道場 うちゅうのほうそくがみだれる! カメェェェッー!