月の獅子
すーろん
イヌアラシ「次戦うなら ミンク族の“真の姿”を見せてくれる!!」
概要
ミンク族が持つ特殊強化能力。秘められた野生の力により身体が肥大化しパワーも増大する。だが、本来は正気を失って敵味方関係無く襲いかかり、疲労のため一晩の内に衰弱死するという自爆行為に等しい能力である。
幻の都ゾウを本拠地とするミンク族はこの修行方法が確立しているらしい。
発動条件
発動条件は満月の夜に雲などで遮られていない月を直視すること。逆に、帽子などで目を隠すと解除される。そのため、通常時はミンク族はサングラスやツバの広い帽子などで月を直視しないようにして満月の夜も能力が発動しないよう注意している。
発動時と発動後
ミンク族自体が通常でも人間より遥かに高い基礎戦闘力を持つ種族であるため、“月の獅子”発動後のミンク族はキャロットのような若いミンク族でも、四皇ビッグ・マムが持つ大艦隊やシャーロット・ダイフク相手に妨害行為を行えるほどの俊敏さと力を持つ。そのため、通常時でも四皇の最高幹部クラスと渡り合うイヌアラシやネコマムシが能力を発動した場合の力量は計り知れない。
あのジンベエですらも「月の周期と空模様が味方すればやつら相当に強い……!!」とそのポテンシャルの高さを評価している。
また、発動中は月歩のような空中移動技能を発揮できるようで、本編ではその技能と上記の俊敏さを活かして複数の艦隊を機能不全にした。
もっとも、前述したとおり本来は諸刃の剣。訓練によりある程度は制御できるようになるものの、月の獅子になった後キャロットはしばらく睡眠を余儀なくされており、完全にデメリットを克服したわけではない。
また、本来は正気を失うリスクのある異能であるため、食すと凶暴性が増すといわれる肉食性の動物系能力との相性は微妙。基礎戦闘力だけでなく技巧も低いほうではないペコムズが、この異能を使いこなせていない理由も、恐らくはこのためと思われる。