バルタザール=フォン=アダルブレヒト
ばるたざーるふぉんあだるぶれひと
データ
概要
「レスターの格闘王」を自称する同盟領出身の男性。豪快で無頓着な性格。もともとは同盟の小貴族アダルブレヒト男爵家の生まれで一時期当主だった。賞金稼ぎに追われていたうえ、グロスタール家などから借金をしていたため、アビスに隠れ住んでいる。
ゴネリル家とは交流があり、ヒルダの兄ホルストとは友人で、ヒルダとも彼女が小さい頃に会った事がある。ホルストの事は非常に恐れており、ヒルダと気付かずに戦闘した後はホルストにバレたら殺されると本気で恐れていた(ヒルダ曰く多分殺されるだけじゃ済まないとのこと)。
かつての宝杯の儀式に関連する使徒シュヴァリエの大紋章を継ぎ、同紋章の英雄の遺産「ヴァジュラ」を受け継ぐ。
紋章はアダルブレヒト家のものではなく、外界との交流を一切絶っていたフォドラの喉元に住む山の民「クパーラ」出身の母から受け継がれたもの。外界に出てきた母は父に助けらた時に一目惚れされて妻として迎えられるも、クパーラ出身であることは公にできず出自が不明だった事から正妻とは認められず、当主の父は無理矢理別の女性を正妻にさせられ、結局実母も故郷に帰ってしまった。その後士官学校入学の際にシュヴァリエの大紋章持ちであったことが判明し父は半ば強引にバルタザールを当主に添えるも、シュヴァリエの紋章の希少価値さと、ルーツが知れたら紋章の血筋を求めてクパーラが危険に晒されるとの判断から教団が公にしないように厳命した為、当主の座は正妻の子どもである異母弟が継ぐことになった。
父の正妻である継母はとにかく実子の為ならどんな事でもするらしく、紋章を持つバルタザールが当主の座を狙っているのではないかと思われており、バルタザールは継母から刺客を何度も放たれている。一方で当主の勤めを果たしている異母弟とは仲は良いようで、継母を放置しているのも自分に殺意が向いている限りは異母弟や父や実母には害が向かないだろうとの判断である。