概要
『ドラゴンクエスト』シリーズのモンスターで、「くびかりぞく」の上位種。
初出は『ドラゴンクエストⅡ』。
くびかりぞくと異なり、盾とベルトとタスキのようなものを装備している(後のシリーズではくびかりぞくもこの装いになる?)。
『DQ4コママンガ劇場』のネタ「バーサーカーはばーかーさー」で有名。
ドラゴンクエスト本編でこそ“攻撃力は高いが紙耐久”というわかりやすい特攻野郎だったが…。
しかし、『トルネコの大冒険』シリーズでは一変して凶悪無比な恐怖の狂戦士に。
なにしろ倍速移動で壁を掘りまくってフロアを穴だらけにしながら敵味方関係なく襲うというバーサーカーの名に恥じない見境のない習性を持つ。(バーサーカー同士でも例外ではない)
当然、モンスターを倒したバーサーカーはレベルアップを果たし、こうして仲間の命を喰らいに喰らい尽くしたバーサーカーがトルネコにものすごい勢いで突っ込み一撃で轟沈(200ダメ前後はザラ)という事態が多発し多くのプレイヤーにトラウマを植えつけた。
ちなみにトルネコの大冒険シリーズではバーサーカーはアンデッドという扱いなので、薬草や弟切草などをぶつけてダメージを与えることができるし、ゾンビキラーも有効である。ただし、倒したあとにお墓になると、他のアンデッドモンスターがそのお墓に近づくと復活してしまうので注意。
また、バーサーカーの杖という、敵をバーサーカー化させてしまうアイテムもある。一見マイナスアイテムの様に思えるが、振った敵のその他の特殊能力などを封じることができるので、もっと厄介な特殊能力を持っている敵に対しては有効な手段となる。
特に初登場の舞台・迷いの森でちょうど同じフロアで出現する彼らが餌食になる。しかもシャーマンは倒されたモンスターを蘇らせる特殊能力を持つが、恩をあだで返すようにそのシャーマンをブチ殺しさっそくレベルアップしちゃう。
幸いいくらレベルが上がっても紙な耐久はほとんど改善されないので、さっさと矢でしとめるか、即降りするかして速やかに難を逃れよう(一応、レベルアップしたバーサーカーからはレベルアップしたなりにたくさんの経験値を得られる)。
たまに神父を殴って天罰食らって自滅する奴もいる。
また、3ではレベルアップとモンスターを倒して強くなるのとは別物となっている(強くなればなるほど赤く点滅し、当然攻撃力も上昇)。赤々と点滅する強くなったバーサーカーはそれはそれでトラウマ物である上、倒しても経験値は一定のままなので危険度とプレイヤーの心拍数しか上がらない。
さらに、ポポロ編では仲間にしてもこの兇悪な習性はなおらないので、コレクション目的以外では絶対に勧誘してはいけない(味方にしたバブリン系を倒すこと等、利用手段が無いわけではないが)。
『少年ヤンガスと不思議のダンジョン』では味方を殴ることがなくなり、普通のモンスターになってしまった。
『ドラゴンクエストⅧ』の三角谷の入り口で出迎えてくれるバーサーカーは妙に印象に残る。3DS版では声が付いたためインパクトアップ。