概要
ファイナルファンタジー5で初出。壺の中に入ったモンスターであり、戦闘中にエリクサーを要求してくる。エリクサーをマジックポットに対して使うと恩恵を得られることが多い。こちらを攻撃してくることはないが、正攻法で倒すのはまず不可能なパラメータを持っていることもある。
ファイナルファンタジー5
フェニックスの塔の壺を調べると登場する。エリクサーを要求しつつ、自身のHPを完全に回復する(これによってまず撃破は不可能)という行動パターンを取ってくる。エリクサーを利用するとランダムで逃走し、逃走した場合は100ABPが入手出来る。
5ではエリクサーを購入することが出来るが、必要な費用はかなり高いため、マジックポットに与えるかどうかは結構シビアな選択を強いられる。ただし普通のモンスターではまず有り得ない破格の100ABPは魅力であり、ABPを稼ぎたい時には役立つモンスターである。しかしながらランダムエンカウントすることはないため、一度マジックポットが登場した壺から再びマジックポットが登場する事は無い。
一応、調合の祝福のキッスなどを使い、自身のHPを回復する行動を封じることが出来れば撃破も可能だが、物理防御、魔法防御共にかなり高く、やはり撃破は難しい。エリクサーが惜しければ逃げるのも一手だが、ブレイブブレイドを選んだプレイヤーにとってはかなり苦渋の決断を迫られることになるかも知れない。
ではどうすればいいのか。答えは、同じ塔に出てくるほかのモンスターから盗むことである。
ファイナルファンタジー6
敵味方共に魔法攻撃しかできない(=物理攻撃が行えない)という特殊なダンジョンである「狂信者の塔」で稀に出現する。5とは立場が逆転しており、「こちら(味方側)に回復アイテムを使ってくれる」という、有難いけど何がしたいのかよくわからないモンスターである。
使用するアイテムは万能薬やエーテルのほか、稀にエリクサーといったかなりの貴重品を使ってくれることすらある。「使わなくていいからこっちによこせよ!」と思ったプレイヤーも多いのではないだろうか。
基本的にこちらに攻撃を仕掛けてくることはなく、回復アイテムを使った後にランダムで逃走する。
相変わらず防御力は物理防御力・魔法防御力共に高いが、最大HPがたったの100と極めて低いため5と比べれば倒しやすい。
「常時バーサク状態」という特性ゆえ、例外的に塔内でも物理攻撃が行えるウーマロを連れて行くとだいぶ倒しやすくなる。
とはいえ、ただでさえ狂信者の塔は物理攻撃が行えず、ザコ戦闘でも難易度が高い(というか、かったるい)ダンジョンなので、登場したら回復に利用させてもらうと良いかも知れない。
余談だが、狂信者の塔の中には敵がコイツしか出現しないという隠し部屋が存在する。
攻撃を喰らう心配はほぼ無いし、倒すと魔法習得値「5」とそこそこ高い数値が得られるため、後半の取得に時間のかかる強力な魔法を覚えるために、この隠し部屋でポット狩りを行うのも手だろう。
ファイナルファンタジー7
ラストダンジョンに登場。5同様にエリクサーを要求してくるが撃破はそれ程難しく無くなった。撃破すると大量の経験値などをゲット出来るため経験値稼ぎに使うのもアリ。
ファイナルファンタジー10
壺に5つの目玉を持つ敵として出現。この5箇所の目玉の何れかに攻撃することになる。1つははずれで残り4つはあたり。あたりの目玉を攻撃すると回復アイテムを入手することが出来るが、はずれの目玉を攻撃すると自爆してくる。自爆された場合は全員に大ダメージを与え戦闘が終了する。HPは999999であり攻撃出来るのは最大5回なので普通に撃破するのは不可能。
DFFシリーズ
召喚獣として登場。
召喚効果は相手のブレイブ値を自分のブレイブ値にコピーする『ものまね』。
オートで発動するものとプレイヤーが任意で発動できるものの二種類が存在し、オート発動の方は相手のブレイブが基本値の3倍以上になると発動する。
オペラオムニアでは普通の敵のように倒せるようになっており、おねだりするものがBRV攻撃かHP攻撃という風に攻撃をねだってくる(バトルシステム的にアイテム使用が無いためと思われる)。
亜種
ファイナルファンタジー6のGBA版では、マジックポットの色違いであるアンラックズが出現した。5や7のマジックポット同様にアイテムを要求してくるのは一緒なのだが、このアンラックズ、アイテムがもらえないと「ケチッ!」と逆ギレして、甚大な破壊力の10連撃や即死攻撃、状態異常特技、究極魔法連発とかなり強力な攻撃を食らわしてくる他に、よしんば倒しても更に嫌らしいファイナルアタックをかましてくるという強敵である。
関連タグ
コヨコヨ……エリクサーねだりの後輩(?)