概要
日本一ソフトウェアのゲームにおいて隠しボスとして登場することが多いキャラクター。
それまでのボスとは桁外れの凄まじいパラメータを持ち、生半可な育成では傷一つ付けられないほどの強さを誇る。ゲーム中最大の敵として描かれることが多い。ただしストーリーに関わってくることは(『3』を除き)無く、倒さなくても進行上支障はない。また戦うためには厳しい条件を満たすか、DLCなどを導入する必要があり、その存在を知らずにゲームを終えてしまうプレイヤーもいると思われる。
その強さからやり込みの一つの到達点ともいえ、畏怖の存在、言わばやりこみのサイハテである。
外見はイラストのような、威厳の感じられる巨大な悪魔の姿であることが多いが、それ以外の姿を取る場合もある(プリニー、エリンギャーなど)。
ディスガイアシリーズに何度も出演しているため、ディスガイアのキャラクターであると思われていることが多いが、実は初登場は『ラ・ピュセル』であり、ディスガイアに登場したのは同作から魔王プリエと共にゲスト出演したことがきっかけであった。とは言え、今のデザインになったのはディスガイアからであり、また現在では完全にディスガイアの裏ボスとして定着してしまっているので、ディスガイアのキャラクターであるというのもあながち間違いではない。
今のところディスガイアシリーズのほぼ全てに出演しているが、それぞれのバールが同一のキャラクターなのかは不明である。シリーズによっては同時に複数の超魔王バールが現れることもあり、複数存在するのではないかとも言われる。
性質上、倒されてはまた登場してを繰り返しているが、やられた後に復活している訳ではなく、寸前のところで逃げているだけの模様。実際、『3』や『D2』では逃亡するシーンがある。
「グレートワイルダー」のBGMと共に登場することが多い。
作品毎の超魔王バール
ラ・ピュセル 光の聖女伝説
初登場。グラフィックは使いまわしであり、翼と二本の角がある細身の悪魔のような姿をしている。パラメータはディスガイアに比べるとかなり低いが、ラ・ピュセル自体がディスガイアほどキャラクターを強化できるゲームではないため、実際の強さはかなりのもの。
ディスガイア1
魔界に封印されていた存在で、ラハールによって解き放たれる。
規格外のレベル4000、パラメータ100万超えでラハールを驚愕させた。同じ隠しボスである魔王プリエ、マージョリーとは別格の強さで、単にレベルを上げただけでは倒すことは難しい。初見のプレイヤーは、バールよりその二つ前のプリエとマージョリーとあと一人ぐらいがスタメンであることが多く、やり込みもレベル上げとアイテム強化が少しといった程度であるため、そのあまりの戦力差に絶望することになる。
一度撃破すると、プリニーバールに差し替えられる。パラメータが更に強化される。
裏ボスであると同時に、プレイヤーにアイテム界による装備強化や、ウェポンマスタリー育成などを教える存在でもある。超魔王バールの撃破をきっかけにやり込みの沼にハマってしまうプレイヤーも。
余談だがバールを封印したのはラハールの父、クリチェフスコイである。本編ではクリチェフスコイは暗黒まんじゅうを喉に詰まらせて死んだことになっているが、バールを封印するためにすべての魔力を使い果たしたのが本当の死因だった。
ディスガイア2
最初眠りについていたがロザリーに反応して目覚めて主人公達に襲いかかってくる。
最初は1体であるが次に同じステージをプレイすると
超魔王バールが5体とそれよりも強力なプリニーバール1体を同時に相手することになる。
また、修羅の世界のアイテム界においても、界賊団として登場する。
ディスガイア3
ラハールから目をくらますためにエリンギャー(珍茸族)の姿に化けている。
後日談にてみんなの大切な宝物を奪った張本人で、物語の最後に登場する。
珍茸族の姿をしているためかやたらと喋る。と、いうより明確な台詞のある唯一のバールである。甲高い声と語尾にギャーを付ける独特の個性から拍子抜けしてしまうが、強さは本物であり本編クリア時の強さでは到底歯が立たない。
またDLCにおいて本来の姿の超魔王バールも登場する。こちらはパラメータが1000万単位で、後日談のものと比べても更にパワーアップしている。
この頃より、持ち上げ対策がなされており、持ち上げてターンをしのぐ事が難しくなっている。
ディスガイア4
第8弾DLCとして12月15日に登場。ディスガイア3同様にパラメータ4000万という凄まじい強さの持ち主。4回の復活の他、ベースパネルから出た瞬間に攻撃が飛んでくる為、一般悪魔や囮は門前払いする風格さえある。
ディスガイアD2
7月12日のアップデートで登場。アップデートで登場した羅刹モードに設定している時のみ挑戦出来る。パラメータはまさかの5億であり、倒す度に魔ビリティが変わり復活する。間違いなく、これまでのディスガイアシリーズのバールの中で最強の強さである。
なおイベントでフロンはバールと初対面であることが明かされた。正史では、ラハールはフロンと出会う前に、あるいはフロンの不在中にバールと戦ったことになっているようだ。
ディスガイア5
最後のDLCで追加。今作のバールは背景の存在(「バール」の魔界効果が示すように、セラフィーヌ所有のミニ魔界すら片手で握りつぶせるほど巨大)であり、力の源とも言える4基の属性ビットを破壊しなければ倒せない。そのビットを守護するように普通の悪魔サイズより少し大きいバールが4体おり、バール→ビットと倒さねばならない上に、ビットを破壊した者を道連れにする魔ビリティーまで備わっているため、ソロプレイ縛りでは極めて困難な強敵。
しかし、流石にD2でのやり過ぎた能力にブーイングを受けたのか、現世では幾分抑えられた能力となっている。修羅は相変わらずハードだが……
ファントムキングダム
ゼタの肉体を乗っ取って登場。今作においてバールの正体がある程度明らかになる。
プリニー1
この世界ではラハールによって倒されており、練武の塔でプリニーの姿として再起を図っている。
アクションの世界でも、そしてプリニーの姿でもバールの凶悪さは健在で、多くのプリニーが屍となった。
プリニー2
プリニー1の続編に当たる本作では「バール・リボーン」として登場。前作よりそれなりの時間が経ったのか肉体がある程度復活し、主人公プリニーを含めパンツ捜索隊のプリニー隊を恐怖のどん底に突き落とした。
恐怖のあまりパニックを起こし、プリニー同士が衝突しても爆発する(要するに敵ユニットとして狭い足場をあたふたする)状況の中、挑まなければならない。
なお、「バール・リボーン」を見事倒した場合2回目以降は再びプリニー化したバールと戦うことになるが、そちらの強さもやはり極悪級。
絶対ヒーロー改造計画
ヴァルヴォルガの肉体を乗っ取っての登場。バールヴォルガという名前が与えられた。
小説版ディスガイア
1の後日談といえる作品に登場。封印されていた強力な悪魔だがラハール倒され情けなく引きこもる。