西武多摩川線
せいぶたまがわせん
西武多摩川線は、武蔵境駅~是政駅までの路線である。
概要
武蔵境駅から是政に向かう地方線(ローカル線)であり、西武鉄道唯一の孤立路線である。もともと多摩鉄道という別会社が運営していたのを吸収した経緯がある。
つまり、他の西武鉄道路線との直接的な接続がなく、中央線の武蔵境駅からが起点となる。
元々は、田無駅~多摩センター駅に向かう路線だったが、中央線の混雑激化を恐れて多摩センター駅の延伸は許可されなかった。
武蔵境駅~田無駅も伸ばすことは出来なかった(武蔵関駅方面への延伸も計画されたらしいが、こちらも実現には至らず)。
戦後の混乱期、田無近辺に存在した中島飛行機系列の専用線を払い下げてもらい、武蔵境駅~田無駅~東久留米駅間の延伸に利用しようとする計画もあったが、(西武拝島線の萩山駅~玉川上水駅が似た経緯)、同専用線を京王帝都電鉄が以前より計画していた京王井の頭線北方延伸に利用する計画と競合したことから、両社で泥仕合的法的係争となってしまい、結局両社ともに何もに入れることができなかった。
一時は廃止が検討されたが、武蔵境駅の利便性が高い事から利用者が増えつつある。
駅一覧
◇とⅤは交換可能駅、|は単式ホーム。