魔界発現世行きデスガイド
まかいはつげんせゆきですがいど
カードテキスト
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。
手札・デッキから悪魔族・レベル3モンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは効果が無効化され、S素材にできない。
その華々しいデビュー
海外版…Extreme Victory』で先行収録されたモンスターカードの一つで、その名も《Tour_Guide_From_the_Underworld》。
レベル3の悪魔族と制限がきつそうに見えるが、呼べるモンスターは約50種類(登場当時。現在は更に増えている)と多く、同名モンスターもリクルート可能で、手札やデッキから呼べるというのも利点。
《ダーク・リゾネーター》などチューナーも呼べるものの、呼んだモンスターにシンクロ召喚制限がかけられるので、基本的にランク3のエクシーズ召喚を狙うことになる。
ガイド自身はシンクロ素材にできるので、《A・ジェネクス・バードマン》で呼んだモンスターを手札に戻してシンクロ召喚を狙うのも有効である。
また、英語圏ではマスタールール2移行当初、エクシーズ素材をフィールド上のカードとして扱っていたため、このカードでリクルートした《クリッター》をエクシーズ素材としながらサーチ効果を発動するコンボが注目された。
後に日本語圏と同様のルールが適用されたことでこのコンボは消滅している。
来日における悲劇
その後2012年10月発売予定の『EXTRA PACK 2012』でついに日本での発売も決定したのだが、その情報が掲載されたVジャンプ10月号でなんと『EXTRA PACK 2012』発売前の制限改定で準制限に指定されることが決定してしまった。
彼女のその後
そうして来日後も【暗黒界】等を中心に活躍したが、筆頭相棒であった《クリッター》が禁止カード化し、同様に相性が良かった《A・ジェネクス・バードマン》も制限カードになってしまう。
加えて、エクシーズモンスターのラインナップも、ランク4が大きく充実していった反面、ランク3は低迷気味であったため、14/04/01のリミットレギュレーションを持って、無制限へと緩和されることになった。
その後は再録によって手に入りやすさも上がったが、海外で環境トップとなった悪魔族レベル3のカテゴリ「Burning Abyss」が「彼岸」として来日。瞬く間に環境トップのデッキに3枚積み必須カードとなり、光り物の彼女は少し値段が上がった。
「彼岸」以外がいると自壊するデメリットがある【彼岸】でも、リクルートは効果を無効にして行われるので問題無くランク3のエクシーズ召喚が出来る。
また、同カテゴリ内の「Scarm, Malebranche of the Burning Abyss(日本名:彼岸の悪鬼 スカラマリオン)」はデスガイドのリクルート対象でありながら、その効果でデスガイドをサーチできるという非常に相性の良く、出張セットが組める性能の高さを得ている。
彼岸以外でも、儀式魔人リリーサー(2020年より禁止化)を含むレベル3儀式魔人を扱うタイプの【儀式召喚】や、エッジインプや《破壊神ヴァサーゴ》などを交えた【融合召喚】に使われるなど、月日が経つ毎に多様性を増しており、その潜在能力の高さを如実に表している。
当然環境トップのデッキにフル投入必須のカードが許されるわけもなく、16/04/01のリミットレギュレーションに置いて、スカラマリオン共々制限カードとなり、来日時よりも厳しい制限がかかることになった(ちなみに、この改訂で《クリッター》はエラッタされたうえで復帰した)。
もっとも、海外では既に制限カードになっているので、今更といったようなものではあるが。
なお、2020年には準制限へと緩和。
遊戯王最強カードバトル!
CV:大地葉
ニンテンドーeショップで無料配信されたゲーム「遊戯王最強カードバトル!」で、このカードのそっくりさん「ガイドさん」が登場。ゲームではチュートリアル等の進行役をこなす他、集めたカードとDP(ゲーム内通貨)に応じてデッキの作成や強化、カードの交換等もしてくれる。
また、ストーリークリア後は、決闘者としてデュエルすることが出来る。ゲームクリア後の要素を開放するためには勝つ必要があるが、ぶっちゃけストーリーのラスボスより強い。
その強さは、まさしく「デスガイド」として、多くのプレイヤーの心に刻まれることになった。ちなみに、年齢は海馬と同じくらいらしい。
遊戯王デュエルリンクス
無料配信中のスマホゲーム「「遊戯王デュエルリンクス」」では、「デュエルチャレンジ」(パズルデュエル)の担当キャラクターとして、OCGカードそのままの姿で登場。
現在、残念ながらボイスは実装されていないが、「パズルデュエル」専用の対戦相手としてデュエルすることが出来る。口調は案の定「~デス」「~ヨ」などの片言を多用する。
イベントによってはレベルも攻撃力も上の《剣闘獣アンダル》を「クマ公」呼ばわりして従えたり、ミッションをコンプリートしたプレイヤーにわざわざ赤面した笑顔を披露してくれたりと、少し毒舌だがサービス精神旺盛なキャラ付けがされている様子。