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壊理の編集履歴2020/04/06 14:13:14 版
編集者:kurosyu
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概要

死穢八斎會の孫娘で、治崎の計画の少女。

死穢八斎會の施設から脱走した際に、パトロール中の緑谷ミリオと遭遇したことで、その存在が明らかになった。

人物

腰近くまである無造作な白い髪、赤い瞳と額の右側に生えた茶色味掛かった角が特徴。この角は壊理の個性の発動や精神状態によって大きさが変動する。

服装は色味のないボタン留めのワンピース。手足にはびっしりと包帯が巻かれており、左腕の包帯の下は切り傷のような跡がいくつも確認できる。

救出後は髪の毛の長さが整えられ、角の肥大化が収まったことでより子供らしい印象に変わった。

服装は病院内の看護師が選んでいる。ちなみに最初は相澤が外出用の衣服を購入したようだが、普段着が極めて合理的な相澤にはハードルが高かったらしく、上下セットのフリル付きGANNRIKINEKOキャラプリントトレーナー(激ダサ)を危うく着せられるところだったとか。

動向・活躍

過去

母親である組長の娘は結婚の際に組長と揉めて絶縁。

自らの"個性"で父親を消滅させたことで母親に捨てられ、組長に引き取られた。

非常に特異で強力な個性をもっていたため、組長が治崎に個性の解析を頼んでいたが、死穢八斎會の復権を企む治崎の計画で"個性を消す薬"の材料として利用・囚われ、長い間死穢八斎會の施設内での生活を強いられている。(詳細は下記)

治崎による日常的な暴力と思考誘導によって強い洗脳状態に陥っており、「いつも自分のせいで誰かが死ぬ。」「自分が我慢さえすれば、だれも傷つかずに済む。」という自罰的な思考に囚われている。彼女が暴力を前にしてじっと耐えるように目をつぶるのは、日常的に与えられた逃げることのできない恐怖の証である。

現在

治崎によって八斎會の地下に幽閉されていたが、脱走してインターン初日のパトロール中のデク、ルミリオンに出会う。彼らからの詮索を嫌う治崎と、捜査続行のために穏便に場を収めようとするルミリオン、そして虐待の疑いを見過ごすことができないデク。

三者の間に緊張が走る中、治崎が暗がりで殺気を放ったことで、最終的には彼女自らの意思で治崎の元へと戻された。この際治崎が娘とごまかしたため、ヒーロー側には彼の娘と誤解される。

当初サー・ナイトアイが死穢八斎會、治崎の捜査を進めており、その中で治崎の計画の一端と、治崎が彼女に行う常軌を逸した虐待の事実が明らかになり、全国関係各所から集められたヒーロー達が一丸となった大規模なが死穢八斎會潜入捜査が計画されることになる。

死穢八斎會潜入捜査の決行時にも、彼女にとっては希望よりも、ヒーロー達が治崎に殺されることへの恐怖が上回っていた。しかし自分のために命がけで戦う多くの人々と、その想いを目の当たりにする中で、ついに彼女の中で「救からなくては」という意志が芽生え始め、デクと共に自分の力で治崎に立ち向かっていく。

救出後は病院に入院中も、自分が高熱にうなされている間にも、緑谷、ミリオ、サーの怪我のことを心配していたらしい。

緑谷、ミリオと病院で面会した際、笑顔の作り方が分からないと語り、そこで緑谷が壊理を雄英文化祭に招待を提案する。

雄英文化祭では、1年A組のパフォーマンスを見て興奮し笑顔を見せる。

治崎によって与えられた心の傷はいまだに根深いものの、雄英文化祭などを経て、徐々にではあるが、笑ったり泣いたりする年相応の感情を取り戻しつつある。

経過観察で容態は落ち着いたため、その個性を抑えることができる相澤の元に一時預かりとなり雄英高校で預かる。

個性

個性は『巻き戻し』。

触れた生物を中心に、対象を過去の構造へと直す個性。

治崎曰く「この世界の理を壊す程の力」。詳細は不明だが、父方、母方のどちらの系統にも属さない突然変異型の個性。

怪我をした人間に使用すれば怪我をする前の状態に戻すことができる。しかし調整を誤れば、その対象が完全に消えるまで巻き戻してしまう。

この個性を研究した治崎によれば、使い方によっては単なる時間的な巻き戻しに留まらず、進化の系譜を辿りヒトを猿の状態へ退化させることさえもできるらしい。

壊理はこの個性が発現してから個性使用訓練を受けていないため、自分の力では個性をコントロールすることができない。それどころか自力で発動を止めることもできないため、一度触れたものを際限なく巻き戻してしまい、さらに戻す勢いは徐々に増して暴走状態になる。

個性が暴走した際に額の角が肥大化し、発動中は角から光のようなものが迸る。このことからも、この"角"が彼女の個性に大きく関わっていると推測されている。

治崎の思惑

治崎は彼女の個性を利用して"個性"を破壊する銃弾"個性"を復活させる血清の開発した。

これらの開発のために、治崎は壊理の身体を日常的に切り刻み、個性が暴走した際には壊理の肉体を分解することで強制停止させていたという。治崎は自分自身の個性について、「傷を修復できると言っても、分解する瞬間には激痛が伴う」という趣旨の説明している。そして、その事実を知っていて尚、彼は壊理の肉体を破壊し続けていた。

その想像を絶する苦痛は、幼い少女の心に計り知れない傷を植え付けており、救出直後の彼女はまともに笑うことすらできなくなっていた。

余談

  • 彼女と死穢八斎會にまつわる一連のエピソードでは、作中世界の闇の部分に関する重いテーマが扱われており、作者の堀越先生も連載中は精神的に辛かったと後に吐露している。(外部リンク)

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