曖昧さ回避
- ドイツのエンジニア、ゴットリープ・ダイムラー。ガソリンを燃料に使用する内燃機関を研究した。
- ゴットリープ・ダイムラーが設立した自動車メーカー。→ ダイムラー・モトーレン・ゲゼルシャフト
- 「ダイムラー・モトーレン・ゲゼルシャフト」と「C.ベンツ・ズーナ」が合併してできた自動車メーカー「ダイムラー・ベンツ」。ブランド名は「メルセデス・ベンツ」。
- 「ダイムラー・ベンツ」と「クライスラー」が合併してできた自動車メーカー「ダイムラー・クライスラー」。
- 「ダイムラー・クライスラー」から「クライスラー」部門を切り離した自動車メーカー「ダイムラーAG」。
- イギリスの自動車メーカー。ゴットリープ・ダイムラーのガソリン・エンジンをイギリスで製造するために創設された。→ ディムラー
ゴットリープ・ダイムラー
ゴットリープ・ヴィルヘルム・ダイムラー(1834年3月17日~1900年3月6日)
略歴
1834年、ヴュルテンベルク王国のショルンドルフでパン屋の息子として誕生。
1852年、修了作品を提出しマイスター試験に合格。シュトゥットガルトの工芸技術学校に入学し、機械工学を学ぶ。
1856年、アルザスのR&S社で蒸気機関車製造部門の職長に指名され、シュトゥットガルトの工科大学で勉強するが、これからは内燃機関の時代だと感じる。
1861年、R&S社を辞職し、フランス、続いてイギリスを訪れ、最新技術に触れる。
1863年、バーデン=ヴュルテンベルク州のダニエル・ストラウブ氏の工場に勤務し、機械設計に当たる。キリスト教会のブラザー・ハウスに査察官として参画し、15歳の孤児ヴィルヘルム・マイバッハと出会う。
1872年、マイバッハと共にケルンのN.A.オットーに勤務し、4サイクル・エンジンの概念を作り上げる。ニコラウス・オットー社長との意見の相違により1880年に解雇される。
1882年、カンシュタットにコテージを買い、マイバッハと共にガソリン・エンジンの研究に没頭。
1885年、ガソリン・エンジン付き二輪車(オートバイ)を発明。
1886年、馬車にガソリン・エンジンを載せた四輪自動車「ダイムラー・モトールキャリッジ」を製作。ガソリン・エンジン付きのボートも製作した。
1890年、「ダイムラー・モトーレン・ゲゼルシャフト」を設立。
1892年、自動車の販売を開始。
1893年、株主と対立し、マイバッハと共に辞職する。
1894年、会社に復帰。
1900年、死去。