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215系の編集履歴2020/04/22 16:50:38 版
編集者:ア・ドン
編集内容:内容 追加

概要

東海道本線で運行される通勤ライナー、および快速「アクティー」向けに10両編成4本が1992年・1993年に製造された。着席乗車人数を増やすため全車2階建ての車両(先頭車は1階が機器室)。高運転台の前面の色は白色に車体はステンレスの銀色にクリーム色、ドアはあずき色(赤紫色)とした。編成中2両連結のグリーン車211系をベースとし、残り8両の普通車は試験的に導入したフランス製のボックスシート。電気部品は211系の流れをくむ界磁添加励磁制御と、技術的な冒険はしていない。当初は5両の増結用車両を製造する予定だったが結局断念している。(そのため先頭部は実は貫通構造となっている)

全車2階建て車両(ただし先頭のMc車はハイデッカー車と言うべきであろう)で片開き2ドアという、首都圏の普通列車に使うには乗降にはいささか難のある設備で、東海道線内ではしばしば遅延が常態的に発生していたため、2001年に東海道本線経由で運転する湘南新宿ラインへ活躍の場を移す。

2004年に湘南新宿ラインの運用がE231系で賄えるようになるとこの運用も撤退。現在は通勤ライナーである「湘南ライナー」・「ホームライナー小田原」・「おはようライナー新宿」および、観光シーズンの「ホリデー快速ビューやまなし」(中央本線)の担当となっている。(冬季には耐寒性能に不足があるため運用できない。)実質土・休日ダイヤでは「ニートレイン」(ニートのトレイン)状態である。車齢が25年を超え、接客設備も今となってはバブル期末期の遺物的なデザインで特段優れてもおらず見るべきものもなく、湘南ライナー筋にE257系の転用が目前となっている現在、あと何年現役でいられるかは不透明。

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