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概要

1917年千葉県野田市醤油の蔵元8家が合同で「野田醤油㈱」を設立(この際野田の蔵元では「キノエネ」のみ野田醤油に参加せず独自企業として現在まで続いている)。統一商標として「キッコーマン」を定めた。

後に流山市の「万上味醂」を合併した。

1957年からは海外にも進出。「KIKKOMAN」は醤油の代名詞にもなった。

1980年現社名に改める。

傘下企業に「日本デルモンテ」「マンズワイン」(後述)がある。また、一時期はコカ・コーラボトラー会社(利根コカ・コーラボトリング。現在はコカ・コーライーストジャパン社の傘下)も所有していた。

センシティブな作品

上記イラストに描かれた醤油注しは1961年に発売された「卓上びん」で、アメリカでは立体商標として登録されている。

1985年毒入りワイン事件

1985年にオーストリアにおいて甘味を不正に添加する目的で不凍液を混入する事件が起きた。不凍液の摂取は腎臓、肝臓、脳を破壊し、多量であれば即死する危険極まりないものである。

この事件が起きた当初、マンズワインは厚生省の検査を受け、無関係と宣言していた。ところが、実際は問題となった有毒ワインを市場に流していたことが発覚した。

当時最高級国産ワインとして売っていたものが、実際は海外から輸入したものを混ぜて大幅にかさまししていた。その事実が発覚することを恐れ、ひそかにワインの回収をすすめ、さらには検査を行う前日にタンクの中身をすり替え、有毒ワインを浄化槽に投棄していた。しかし、そのほとんどが回収しきれず、市民団体の検査ですべてが露呈した。

これによりマンズワインの信用は完全に失墜した。その後も広告などで大規模な回収を続けたもののそのほとんどが既に飲まれていた後だった。

2018年に、回収漏れのワインがネットオークションに流れ、再び騒ぎになった。

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