それまで地元住民からは「ヤママヤ」や「ヤマピカリャー」などと伝承として呼ばれていた。
1960年代に存在が確認され、ベンガルヤマネコに近い猫の先祖の古い形態であることが判明した。
伝説ではヤマピカリャーはイリオモテヤマネコとは別に存在する巨大山猫とも言われている。
体長は50~60cmくらいで、虎柄や黒い斑点の模様で、尾や耳の先端は丸く黒い。
ジャングルや水辺に生息し、基本肉食で魚介類から小型イノシシも捕獲する。夜行性でほとんど単独行動。
現在では環境破壊や交通事故、外来種などによって数が減少。
絶滅危惧種として特別天然記念物に指定され、大切に保護されている。