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プロフィール
鳳仙に支配されていた時の吉原桃源郷で遊女達の頂点に立っていた花魁。
天下一の美貌に加え、気品や人格などにも優れた一人の女性としても素晴らしい人格者。
吉原炎上篇
炎上篇のキーパーソンである晴太の母親と思しき人物として登場。
晴太は彼女に頻繁に話しかけていたが、常に無反応であったため、スリをしてまで彼女に会いたがっていた。
花魁であるため、大名すら滅多にお目にかかれない高嶺の花である。
非常に芯の強い女性で、遊女にとって絶望的な吉原でも毅然とした生き方を貫いてきた姿勢から、月詠を含め、吉原中の遊女達から敬慕されている。「吉原の太陽」と呼ばれ、希望の象徴となっていた。
戦闘能力が皆無でありながら、鳳仙も彼女に一目置いており、自分の嫌っていた太陽に重ね合わせていたようである。
以下ネタバレ
実は彼女は晴太の本当の母ではない。
晴太の実母は場末の遊女で、妊娠を知った一部の遊女達が彼女を匿い、出産を手助けする。その遊女の一人が日輪だった。
晴太の実母は出産後直後に衰弱死してしまう。その後、日輪達は密かに晴太を育てていたが、吉原では遊女が産んだ子も殺されるため、日輪が彼を地上へ逃がすために吉原を脱走した。
しかし鳳仙に捕まり、晴太と彼を託した老人の命と引き換えに吉原に連れ戻される。それからは足の筋を切られ自力で歩くことすら出来ない身体にされた上に、客寄せの顔見せ以外は軟禁される生活を強いられていた。
神威の協力で晴太は日輪の軟禁場所にたどり着く。その際にも彼を冷たく追い返すが、自分が実母ではないと知っても母と慕う晴太の言葉と、銀時の力添えもあり、彼を息子と受け入れ、涙した。
鳳仙を倒すために吉原の天井を解放するように晴太に指示を出した。
そして自身の足の自由を奪った張本人であり、憎むべき存在でもおかしくない鳳仙が敗れた際には、鳳仙の頭を膝枕して静かに最期を看取った。
現在
鳳仙から解放された後は、車椅子に乗り、吉原で茶屋を経営しながら、晴太と月詠の三人で暮らしている(このため、彼女が登場する時は月詠と晴太も登場することが多い)。
吉原炎上篇以降は花魁時代のしがらみから解放されたこともあり、気さくで明るい人物になる。
しかし銀魂の通例通り、ギャグキャラクターと化しており、かなりマイペースで天然な面も目立つようになっている(人の話を聞かずに頼みごとをする、月詠が銀時に暴力を振るうところを見て微笑ましげに見守る、晴太に重箱入りの弁当を弁当を持たせるなど)。
また料理上手ではあるが、弁当のセンスに関しては、月詠や猿飛あやめにツッコまれるレベル(当の本人たちも、やはりダメだったが)。
しかし花魁時代の気丈さは健在であり、有事の際には肝の座ったところを見せる。吉原が地雷亜によって放火された際には的確に指示を出し、危機を救った。
人間関係
吉原の自警団である百華の長月詠とは長い付き合い。当初は先輩遊女と禿という関係で、生きることに投げやりになり、先輩遊女と諍いばかりを起こしていた彼女を諭し、立ち直らせる。月詠は日輪への敬愛の念から女であることを捨てて吉原の番人になった。彼女とは気心が知れており、扱いも熟知しているが、彼女がとんでもない酒乱であることは知らなかった。
また晴太の養母になり、血の繋がりをもたないながらも深い愛情を以って接しているが、その方向性はややずれている。
万事屋の面々のことは「吉原の救世主様」と呼んで頼りにしているが、無茶振りをすることもある。神楽は吉原に訪れることもあるので、それなりに親交がある。