機体概要
型式番号MSΖ-009。
エゥーゴとアナハイム・エレクトロニクス社による共同開発計画「Ζ計画」の一環として開発された機体。後続機であるΖΖガンダムの前身と言える機体であり、Ζガンダムの設計思想を進めた合体・変形機構を有する。
本機はコア・ファイターをシステムに組み込んでおらず、Gフォートレスが上下に分離しGトップ0型、Gベース0型の2機の戦闘機となる。試験機であるため、武装はバックパックに装備されたビームキャノン2門のみである。
2機が製造され、うち1機は高出力ジェネレーター、試作型ハイメガキャノンなどを搭載したB型へと換装された。
UC0096年1月にはロック・ホーカー大佐の擁する特殊介入部隊『フレスベルグ』の機体としてナイトロシステムを搭載した本機が確認されている。
パイロットは同隊のリーダーであるゼナイド・ギャル中尉。
バリエーション(公式作品)
ヘッジホッグ
宇宙世紀0089年を描いた漫画「機動戦士ガンダムヴァルプルギス」(ストーリー:海冬レイジ、画:葛木ヒヨン)に登場する予定のMS。
型式番号MSZ-009H2。
カタログスペック
頭頂高 | 20.22m |
---|---|
本体重量 | 40.0t |
全備重量 | 68.0t |
ジェネレーター総出力 | 不明 |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
総推力 | 不明 |
009タイプのバリエーション機体。火力と推進力が強化され全身に様々な武器が備えられた。
全身に10基のビーム発生器があり、その背部への重火力ぶりから"ヘッジホッグ"(ハリネズミ)と名付けられている。
武装のビームライフルは百式の物と同系統のものだがエネルギーパックを二つ使用する。
頭部には展開式ハイメガキャノン。
普段はバックパックに収納している。
肩部にメガマシンキャノン。
胸部に展開式のノーズコーンビームライフル、またラムアタック可能なビームサーベルとして展開可能。
腕部に月面のグラナダ基地に配備されていたファーヴニルと同系統のバインダー、ムーバブルシールド(ビームライフル内蔵)を装備。
脚部脛に展開式ビームライフル。
背部バックパックのマイクロミサイル、ビームキャノン兼ハイパービームサーベル4本。
ファーヴニル
宇宙世紀0089年を描いた漫画「機動戦士ガンダムヴァルプルギス」(ストーリー:海冬レイジ、画:葛木ヒヨン)に登場。
型式番号MSZ-009H3。
デザインは葛木ヒヨン氏。
カタログスペック
頭頂高 | 20.22m |
---|---|
本体重量 | 42.2t |
全備重量 | 88.0t |
ジェネレーター総出力 | 7,300kw |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
総推力 | 283,000kg |
月面のグラナダ基地にエゥーゴによって配備されていたヘッジホッグの改良機。
レイモン・メキネスの反乱に応じた強化人間のアリーゼ・マテバが搭乗する。
ギャプランの外装を模した増加装甲のファーヴニル(アーマー形態)からアーマーを廃した際にはZZガンダムタイプになる。
機体のカラーリングはブルー。
また頭部のマスク部分にはへの字の廃熱溝がない。
ファーヴニル(アーマー形態)のままギャプランと同じ変形を行いMA形態になる事が可能。
またこのアーマー形態はファーヴニルの"青のグリモア"を封じる物理的ロック(封印)兼、封印時における機体性能向上のための補助装備。
ビームサーベル×2、ビームソード×2、ビーム・ショットライフル、ビーム・カービン、ヒート・シザース付きシールド(拡散メガ粒子砲内蔵)、ヒート銃剣付き100mmマシンガン。
(ガンダムエース誌上では上記の武装が記載されているがオーヴェロンと同じ武装の為、誤植の可能性が高い。)
外観でわかる範囲の武装としては
頭部バルカン、ZZと同系のハイメガキャノン。
肩部にメガマシンキャノン。
胸部に展開式のノーズコーンビームライフル、またラムアタック可能なビームサーベルとして展開可能。
肩付近腕部にヘッジホッグと同系統のバインダー、ムーバブルシールド(ビームサーベル兼ビームライフル内蔵)。
背部バックパックのマイクロミサイル、ビームキャノン兼ハイパービームサーベル4本。
アーマー形態時はさらにギャプランと同型の背中スラスター部にマイクロミサイルが追加される。
バリエーション(非公式作品)
メガゼータ
宇宙世紀0091年を描いた漫画『機動戦士VS伝説巨神 逆襲のギガンティス』(長谷川裕一作)に登場。
型式番号MSΖ-009M。
木星のジオン残党軍が運用を企てている大型モビルスーツ伝説巨神の調査の為にアムロが木星圏へ持ち込んだ機体。
プロトタイプΖΖガンダムの改修機にあたり、形状や武装、可変機構などはΖΖガンダムを踏襲し、Aメカ(Gソニック)・Bメカ(Gアタッカー)へ分離・合体が可能。機体出力はΖΖの約二倍に相当し、コックピットは全天周モニターではなく、パネル式モニターが採用されている。
詳細メガゼータを参照。