作品解説
作者は折口良乃。2020年6月時点で8巻まで刊行されている。
コミカライズが徳間書店のWEBコミック誌「COMICリュウweb」にて掲載されている。鉄巻とーますと言う人が作画担当を務める。
アルボアニメーションの手によってアニメが制作されている。2020年夏アニメとして、TOKYOMX、サンテレビ、京都放送などにて放送される予定。
人間と魔族が共存出来る街で魔族専門の医師をしているグレンは
助手のサーフェと共に診療所を営んでいる。モンスター娘たちから連日さまざまな診察依頼が舞いこみ、その評判は上々だ。あるときは闘技場のケンタウロスの不調を見抜いて求婚されたり、またあるときはマーメイドのエラに手を突っ込んで触診したり、フレッシュゴーレムの体のキワドイ部分を縫合したりするが、あくまで医療行為なので問題はないらしい。
あらすじ
かつてヴィヴル山脈を境とし100年にわたり人間と魔族が戦争をしていた世界。そんな遺恨が残る世界で人間と魔族が共存できる街リンド・ヴルム。その街で魔族専門の医師として活躍する人間族のグレンは、助手である ラミア族のサーフェと共に診療所を営む。
登場人物
グレン・リトバイト
17歳の青年で本作の主人公。リトバイト診療所医院長。平和となった世界で魔族専門の診療所を営む。性格が気弱でそのせいで若く見られることが多い。人間で唯一の魔族専門の医師である。
様々な魔族から好意を寄せられている。漢字表記は紅蓮。
サーフェンティット・ネイクス
アルビノのラミア族のグレンより2歳上の19歳の女性でグレンの助手。
グレンとは幼少期からの付き合いのある幼馴染。薬剤師である。グレンに好意を寄せている。
ティサリア・スキュテイアー
ケンタウロス族の女性で名門スキュテイアー一族の令嬢でスキュテイアー運送の跡取り。
侍女のケイ、ローナを連れているお嬢様であり、リンド・ヴルム大闘技場第三階位の闘士でもある。
第三階位で連勝を重ね昇格試験に臨んだ。誇り高く、正義感も強い。
侍女であるケイやローナを心配する一面も持つ。グレンに対して好意を寄せている。
ケイ・アルテ
ティサリアの侍女の1人のケンタウロスの女性。性格はあっさりしている。
ローナ・アルテ
ティサリアの侍女の1人のケンタウロスの女性。ケイの妹。性格は姉とは違いおっとりしている。
ルララ・ハイネ
褐色肌の人魚族の少女。僕っ娘の歌姫。
苦無・ゼナウ
議会代表のスカディの護衛を勤めるフレッシュゴーレムの女性。医者嫌い。
アラーニャ・タランテラ・アラクニダ
サーフェの友人である。服飾デザイナーのアラクネ族の女性。優秀なデザイナー。
人の腕が4本、蜘蛛の脚が8本存在する。ちょっと(?)趣味が悪い。
イリィ
スラム街出身の孤児のハーピーの少女。リンド・ヴルムでは郵便配達の仕事に就いている。
メメ・ルドン
やや自虐的で後ろ向きな性格をしたサイクロプスの少女。被害妄想が強い。
クトゥリフ・スキュル
リンド・ヴルム中央病院の院長を務めるスキュラの女性。グレンとサーフェの師匠。
医者だが本分は研究者で早く引退して研究に専念したいと思っている。
スカディ・ドラーゲンフェルト
竜闘女の通り名で知られる火竜の女性。リンド・ヴルムの最高権力者で高い政治力と人気を誇る。
1000歳近いがどこかあどけない少女のような一面も。
ライム
中央病院勤務のスライム娘。グレンの学生時代の先輩。
ライムは便宜上の名前で本来の名前はスライムでないと発音出来ない。