概要
元々はノッチバック型のセダンの荷室を後ろに伸ばしてハッチバック化したものが発展したジャンルである。
車高は低く荷室が広めで、後部座席を倒せばより多くの荷物を積めるのが特徴。後席を畳めば更に多くの荷物が積める。
日本においては、国土交通省の基準に基づいて慣習的に3列シート車はミニバン扱いとなる。
積載性以外のメリットとしては、車高が低いので機械式駐車場や低い高架下をクリアしやすく、高速走行や強風時の走行安定性も比較的高い事などが挙げられる。
その一方でセダンの後部をかさ上げした事による重量バランスの悪さと座席と荷室の同一空間化から、旋回性や加減のしやすさ、静粛性、快適性が劣っており、ワゴンやミニバンと比べると積載量にも負けてしまうというデメリットがある。
頭上空間も狭くなりがちで、スポーツ走行や長距離移動には比較的向いていない。