概要
ガンダムヴァーチェと同じように重武装、重装甲が売りの機体であるが、ヴァーチェが対MS戦で不利になった経験から様々な変更がなされている。
まず主装備であるGNバズーカを分割可能にして取り回しを良くしているほか、四基のGNキャノンII(クアッドキャノン)を多数装備することで柔軟な運用とヴァーチェ以上の火力を実現した。
また問題であった機動性もそれなりに向上してはいるが、やはり他のMSに対しては劣るものがあった。
最終決戦ではGNフィールド発生装置やキャノンの追加などをして挑むがトランザムを手に入れたガ・シリーズの猛攻にあえなく撃墜され、乗り捨てられた。
また劇中に登場する機体の中でももっともネタ要素、もといギミックが多かった機体である。
背中に顔が?!
初登場時からいきなり視聴者を驚かせたもの。
バックパックの部分が展開してガンダムの顔が現れる、ちなみにこのガンダムフェイスはOガンダムをイメージし「ソレスタルビーイング」を背負っていると言う意味もあるとか。(デザイナーの柳瀬氏曰く(『遠山の金さんの桜吹雪みたいなもの』)
ガンダムフェイスが展開した状態をフェイスバーストと呼び、GNフィールドの拡大や各武装の威力が上がる。
その正体は実は背中の人であるセラフィムガンダムの胴体部のガンダムフェイスである。
隠し腕?!
両膝、両肩部分に装備されたGNキャノンII内に仕込まれた腕、簡易的なアームなどではなくまぎれもない腕である。
銃口になっていた部分が手の甲の部分にあたり、銃身がいわば前腕、もしくは袖に当る。
銃身の中にビームサーベルが格納されており、通常の腕も合わせて6本の腕があることからグラハム・エーカーの名言にちなんで「阿修羅をも凌駕した」などと言われることもある。
ちなみに初披露時にはアリー・アル・サーシェスのアルケーガンダムに避けられ、尚且つ切り落とされている。
バリエーション
セラヴィーガンダムGNHW/B
セラヴィーガンダムの最終決戦仕様。
腰部GNフィールド発生装置がGNキャノンに換装され、代わりに両肩と両足にGNフィールド発生装置が装備された他、セラフィム側にはGNバーニアが追加装備されている。
GNフィールド発生装置の追加によって、かつての愛機ヴァーチェを髣髴とさせるシルエットとなっているのが特徴。