概要(単行本18巻までのネタバレ注意)
国家の「消滅」を掲げたテロ組織・殺人結社。五人の特一級の危険異能犯罪者で構成されている。
探偵社を陥れ、理想を実現すべく暗躍している。
構成員
単行本18巻までで分かっている構成員は以下の通り。アニメ未登場キャラもいるため要注意!!
フョードル・ドストエフスキー | 死の家の鼠の頭目でもある。肩まで伸びた黒髪に紫眼、長身痩躯の男。太宰と同等と言われる超人的頭脳を持ち、魔人と称される。本人曰く虚弱体質。異能力:『罪と罰』 |
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ゴーゴリ | 道化師ゴーゴリの二つ名通り、ピエロのような格好をしている長身の男。長い髪を三つ編みし、仮面、シルクハット、マントに道化服を身につけている。独特の人生観を持ち、その思想に則って天人五衰に所属。異能力:『外套』 |
シグマ | 本名不詳、年齢や誕生日も不明。天空カジノの総支配人。その正体は『本』の現実改変能力によって生み出された歪な存在。ドストエフスキーとの取引で天人五衰に入った。異能力:名称不明 |
五人のうち一人は彼らを束ねる創始者だという。また、小栗虫太郎を協力者として利用していた。
ネタバレ(本誌2020年7月号までの内容を含みます)
天人五衰のボス=創始者、通称「神威」が国内最強の「猟犬」部隊の隊長・福地桜痴であると判明した。
その他
そもそも天人五衰とは仏教用語で、六道輪廻の最高位たる「天人」が死の間際に顕す5つの兆しのことである。
衣裳垢膩(えしょうこうじ):衣服に垢と脂が染み出す
頭上華萎(ずじょうかい/ずじょうけい):頭部の華鬘が萎れて腐る
身体臭穢(しんたいしゅうわい):身体が汚れ臭い出す
腋下汗出(えきげかんしゅつ):腋の下から汗が流れる
不楽本座(ふらくほんざ):自分の席に戻るのを嫌がる
実際に天人五衰が探偵社を陥れた際、これらになぞらえて殺人を行った。
作中で「天人の世の終焉を告げる五指」とゴーゴリが述べているように、この世の終焉を掲げた彼らを象徴するかのような名前となっている。