月出里「ふむむ……むんむむ……」
概要
放浪のドッペル
その姿は、クッキー。
この感情の主は、微塵の迷いもなく無邪気に遊ぶドッペルが、自分にとって自由の象徴でありながら罪の象徴でもある気がして、苦悶している。
このドッペルはフワフワと自由に漂いながら、本能の従うままに行動している。大きな声を出すもの、食事をするもの、賑やかな色彩に包まれるのも、全ては楽しいからしているだけで、誰を悲しみ苦しめようとも、この世の罪の懸念は適合されない。
襲われた時は、一見穢れのない子どものように見えるばかりか成長できない哀れな存在のように思えるため、大人であるほど恐怖よりも悲しみが先に立つ。
(『マギアレコード』内アーカイブ「ドッペル一覧」より)
プロフィール
外見
まるで本人を模したクッキー人形。頭部は月出里と同じ形の耳が生え、三つの眼を持ち首に巻いたスカーフから腕が伸びる。そして翼のような腕も持ち、さながらクリオネのようにも見える。
特徴
頭部の耳が巨大な嘴となって何度も敵に噛み付く。
ゲーム上の性能
レアリティ | 効果 |
---|---|
★5 | 敵全体にダメージ[]&攻撃力UP&全ディスク効果UP(全/3T)&必ず挑発(自/1T) |
その他
名前の由来はクッキー人形の「ジンジャーブレッドマン(gingerbreadman)」から。
実はこのジンジャーブレッドマンにも昔からの民話が存在し、人によっては解釈が微妙に異なるがその内容はざっくり言うと「おやつとして作られたことで自我を得たクッキー人形が自分を作ってくれた老夫婦から逃げてしまい、その後も自身を食べられまいといろんな人物や家畜からも逃げ延びるも、最期は狐に捕まり食べられてしまう」というもので、詳しく調べてみると宿主である月出里の因果と如何に紐付いているのかがよく解る。
また、このドッペルを発動する際に、月出里が元気よく叫ぶような仕草をすると同時に第三の目らしき部分が開き、スカーフの腕に持ったメガホンから真名が現れるという演出が見られる。
そのせいなのか第三の目をよく見るとまるで声帯のようにも見える。
残酷な運命をたどって「声を出せなくなった」彼女なりの皮肉なのだろうか。
関連タグ
立ち耳の魔女…攻撃方法が似ている。