概要である!
江田島平八によって作られた学校であり、全国の落ちこぼれを集めて将来ジャパンのために活躍するリーダーに鍛え上げる学校である!
「魁!!男塾」及び「暁!!男塾」、ならびに「極!!男塾」の舞台ともなっておる!
女子生徒はいない(※)ことから、もしかしなくても男子校。
全寮制で、教員は「教官」、生徒は「塾生」と呼ぶ。
所謂学校教育法による「一条校」であるのかは不明だが三年制で、各学年生を「1号生」「2号生」「3号生」と呼ぶ。基本的には、完全なる縦社会制で3号生にもなると最早その権力は教官をも上回っている(塾長の江田島は除く)。
しかし、十年以上在籍している塾生も少なからずおり、進級の基準は不明。
無茶苦茶なスパルタ教育や行事、通称「男塾名物」が大変多く、上級生の下級生に対するイビリや制裁、命がけな武闘大会への参加もあったりして過去には少なからぬ数の塾生が死傷している。
なお、塾生が3年間暮らす学生寮「男根寮」でも気を休める暇はなく、寮長である権田馬之助による食事はゲテモノ料理・規律違反は体罰と油断ならない。
ちなみに男塾は私塾(私立校)であるのは間違いないのだが、制服からして「高等学校」なのかは実は不明。これは原作者の宮下あきら氏でも時代錯誤でブッ飛んだ設定以外は特に意識していなかったからだとされている。
あまつさえ教官殺しの凶行に及んだ塾生までいるにも拘らずまったく警察沙汰にはなっていない。
江田島のライバルである熊田金造が創立した、もう一つの男塾こと『風雲羅漢塾』も存在し、シリーズを通して2度対決が行われた。
シリーズ開始当初とはかなり設定が変わっており、当初は300年続いている伝統のある学校という触れ込みで「戦時中学徒出陣により32人の塾生が藤堂兵衛の毒牙に罹った」とかいう設定もあったが、現在では江田島平八が創立者となっている。無理やりにでも整合性を取ると、元々男塾と呼ばれる学校はあったにしろ、戦前には既に廃校寸前になっており、江田島が中興の祖として戦後リブートした、ということであろう。
「暁」と「極道高校2011」の間に廃校となったが、極道高校そのものが次の男塾として再出発した(ただしロードムービーである『極!!男塾』には殆ど出てこなかった)
シリーズの最新作として漫画ゴラクで戦後復興期を描いた『真!!男塾』が連載されていた。この作品の最終話では「魁」のパラレルとして、政府によって男塾が壊滅させられ、「魁」の一号生たちが必死の抵抗を行っているという世界が描かれた。
※…あくまでも原則であるが例外的に過去に男達に混じって学んでいた塾生や男女どちらの身体にもなれる者があえて男の姿で塾生として入塾した事がある。
リアル男塾
実はリアル男塾とまで呼ばれた超スパルタ校がかつて実在していた。その名は「日生学園」。男塾のような奇天烈な教育方法ではなかったが、全寮制で上下関係は徹底的に厳しく校内暴力は日常茶飯事、生徒の自由時間は無きに等しい文字通り超スパルタ校だったのである。
内部告発によりその実態が明らかになり、現在では校名から校風は変わっている。
男塾と違うのは男子だけでなく女子もいる共学だったが男子は男子、女子は女子と完全に隔離されていた。