概要
JR東海が開業を目指している中央新幹線の車両。(超電導リニアモーターカー)。
先代試験車両MLX01をベースに、より営業用車両に近づけて製造された車両。
営業速度は505km/hを予定しているが、試験走行では鉄道世界最高速度である時速603km/hを記録、ギネス世界記録に認定された。
高速時に浮上走行する関係から軽量化をしなければならず、台車に搭載された超電導電磁石から発せられる強力な電磁波を乗客に浴びせないように配慮する必要もあることから連接台車を採用している。
塗装は東海道新幹線と同じホワイトにブルーのラインだが、側面のブルーのラインは窓上に配置されている。
開業時には16両編成で使用される予定。
車両
900番台
先頭車はMLX01-901A号車をベースにした15mのノーズを持ち、先端部にヘッドライトや前方監視カメラがつく。
補助電源にガスタービンを搭載しているため、排気ガスで車両が汚れやすい。
基本編成はL21形+L26形+L25形(4両)+L22形の7両編成だが、試験によって5両編成~12両編成に組み換えて使用される。
先頭車4両(L21形2両、L22形2両)と中間車10両(L26形2両、L25形8両)の14両が存在。
950番台
2020年に登場した改良形車両。8月17日より走行試験開始。
誘導集電の全面採用により、ガスタービン発電機を非搭載にした。
先頭形状のが若干変更されており、空気抵抗を減らしたほか、ヘッドライトと前方監視カメラが車両上部(新幹線車両のフロントガラス部分)に変更された。
また、塗装デザインも変更されている。
東京方先頭車1両(L22-951)と中間車1両(車両番号不明)が製造され、900番台車両と連結して使用される。
製作は日立製作所。