概要
かつては趙に滅ぼされた亡国・「甲」の王族で、故国滅亡後に名を変え顔に墨を入れ放浪する身となった。その後、魏の戦国四君信陵君の食客頭としてその才を見出され、名を取り戻して魏の将軍となった。
知略に長けながらも前線に立つ優れた武力を併せ持っているが、自国が侵攻されると過去の経験から退く戦いが出来なくなってしまっている。
秦国の大将軍・麃公の軍が滎陽へ侵攻しようとした秦を先手打って逆に秦の前線基地の丸城を攻めて陥落させ、戦車隊の力を発揮するために蛇甘平原に陣取り、三つの丘を全て占領し奥の丘に布陣し、圧倒的有利な地の利で秦軍を苦しめた。麃公が出撃すると、それに呼応するように敢えて地の利を捨てて自ら出撃。麃公との一騎討ちを繰り広げるが討死した。