「擂煎苛割」(すいかわり)
中国で長江での戦いを前に行われる、生きた人間を砂中に埋め、その頭を叩き割るという儀式である。かの天才軍師諸葛亮が赤壁の戦いを前にして、この残虐な儀式を改め、人間の代わりに西瓜を使用したのが今日伝わる「スイカ割り」の発祥とされる(なお、南蛮戦における饅頭のエピソードは、これを基にした演義の創作である)。
今日でも創作作品で西瓜の代わりに人が埋められる光景が見られるのはこの名残りであるのは言うまでもない。
民明書房刊「中国、その戦いの歴史」より
概要
浜辺にて供物として置いたスイカを
海の神にスイカを捧げることで海運と漁業、遊泳の安全を願う。
「割ったスイカが勿体ない」とのクレームが付くため、現在の地上波テレビでは実施できないと言われる。
スイカ割りするなら私的な場面や創作物の中だけにしよう。
作法
この儀式は複数の参列者で執り行う。
一、まず参列者の間で順番を決め、その順番にスイカを割る打者となる。
二、打者は鈍器を軸に数回から数十回ほど回転して、方向感覚や場合によっては平衡感覚を失わせる。
これによって打者はトランス状態になり、シャーマンとしての能力を開花させ
より海神との対話を深めると考えられている。
三、打者は他の参列者の指示に従い十歩程の距離に置かれたスイカの所まで歩き、
神の目を通してスイカの正確な位置を把握した後、手に持った鈍器でスイカを粉砕する
鈍器を振り下ろすも、スイカを粉砕できなかった場合は、次の打者に順番が回り、
二、三をスイカが割れるまで繰り返す。
四、粉砕に成功したスイカは海神への供物として捧げた後、皆で頂く。
五、開始から終了まで歌を歌う