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ギャランの編集履歴

2020-08-21 21:29:51 バージョン

ギャラン

ぎゃらん

三菱自動車(←三菱重工業)が製造・販売を行っていた乗用車のひとつ。ここでは姉妹車のエテルナなどに関しても述べる。

解説

1969年12月に「コルトギャラン」という名前でデビュー。これまでの主力車種だったコルトとはコンセプトの違うセダンとして誕生したはずだったが、いつの間にかコルトの後継車種となっていた。

1970年5月に2ドアハードトップ、同年10月には2ドアクーペのGTOが追加された。しかしGTOの車格がセダンや2ドアハードトップと比べて大きくなってしまったことから、1971年11月に、もう一つのクーペのFTOが追加された。

なお、1970年12月、三菱重工業の自動車部門が「のれん分け」する形で三菱自動車が誕生している。

1971 Mitsubishi Galant GTO MR三菱ギャランFTO1600GSR


1973年2月にランサーが登場したのだが、完全にこのコルトギャランと車格がかぶってしまう事から、1973年6月に2代目に移行する際、初代の(トヨタでいえば)カローラと同じ車格から、コロナと同じ車格に移行している。ただし、GTOとFTOは引き続き発売されたが、FTOに関しては1975年3月に廃止された。


1976年5月に3代目に移行。「ギャランΣ」と改名した。約半年後にはハードトップの「ギャランλ」が追加されたが、この車、アメリカクライスラー社向けに製造していた「プリマス・サッポーロ」の日本向け仕様車であった。なおこの名前、札幌オリンピックにちなんだものだとか。しかもヨーロッパ向けは「ミツビシ・サッポーロ」だったりする。他にもアメリカでは「ダッジ・チャレンジャー」という名前でも売られているが・・・・・・、もともと426ヘミエンジンという大排気量・ハイパワーエンジンを積んだ車の名前だっただけに、4気筒・2000CCエンジンでは悲しいくらい名前負けしていたものだった。他にもアメリカ市場では「ミツビシ・スコーピオン」の名前でも売られていたそうな。なお、λ誕生に伴い、GTOは廃止された。

1978年のカープラザ設置に伴い、カープラザ向けのギャランΣエテルナとギャランλエテルナが設定された。

ギャランΣ・1.6SLスーパー(A131A)ギャランΛ・2.0スーパーツーリング(A133A)


1980年5月に4代目に移行したものの、先代をスラントノーズ化しただけのデザイン変更にとどまり(λに至ってはほとんど変わっていない)、結果人気は落ちてしまった。この代以降カープラザ向けは「エテルナΣ(λ)」に名称を変更している。

ギャランΣ・2.0GSRターボ(A163A)


1983年8月に5代目に移行。FRからFFに変更された。翌年10月に4ドアハードトップが追加された。これに伴いギャラン(エテルナ)λが廃止された。

1987年10月に6代目に移行したものの、4ドアハードトップに関しては1990年まで、タクシーバージョンに至っては1999年いっぱいまで製造・販売が行われた。ちなみに製造・販売が終了したのは、タクシーから撤退したため・・・・・・・・・ならば、タクシーから撤退しなかったら、いつまで作るつもりだったのだろうか!?

ギャランタクシー


その6代目に設定されたVR-4、実は世界ラリー選手権(WRC)に出場するために作られたものであった。そして1991年と1992年のラリーアイボリーコーストで総合優勝を果たしているが、そのときのドライバーは篠塚健次郎だった。なお、日本人のWRC総合優勝は、この2例のみ。

1988年10月には姉妹車のエテルナも新型に移行したが、5ドアハッチバックだったせいか、後に4ドアセダンのエテルナSAVAも追加された。


1992年5月に7代目に進化。エテルナも同時に新型に移行した。セダンの「大型化」の風潮にのったのか、3ナンバー枠に拡大したのは良かったが、6代目と比べて女性受けを狙ったデザインが裏目に出てしまい、販売は低迷してしまう。

1994年には5ドアのギャランスポーツが追加されたものの、全く売れなかった。

三菱 ギャラン スポーツ


1996年8月に8代目にモデルチェンジ、6代目を彷彿とさせる力強いデザインや世界初となる直噴ガソリンエンジン「GDI」が初めて採用された。VR-4もV6 2.5Lのツインターボにパワーアップされた。その際エテルナが廃止された一方、ステーションワゴンバージョンのレグナムが設定された。また、2年後にカープラザ向けのアスパイアが設定されたものの、前者は2002年、後者は2003年に廃止された。そしてこのギャラン自身も2005年いっぱいで廃止された。

2000 Mitsubishi Galant VR-4


なお、2003年から2012年にかけて、海外向けに「9代目」と言えるモデルの製造・販売が行われていた。また、2007年から2015年3月まで、海外向けランサーを「ギャランフォルティス」と言う名称で発売している。

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