概要
発売は1970年。
前年に発売した初代ギャランをベースに、2ドアクーペに仕立てた車両である。
「Hip up coupe」のキャッチコピーの通り、跳ね上がったテールが特徴であるが、これは日本車としては初のスタイルであり、後発のスポーツカーに影響を与えた。
また、デザインはギャラン譲りの逆スラントノーズを持ちつつも、全体的には北米(アメ車)を強く意識している。
駆動方式はFRである。
エンジンは1600cc、1700cc、2000ccの3種類を用意。
イメージリーダーは1600ccのMR(Mitsubishi Racingの略)で、全グレード中唯一のDOHCエンジンとツインキャブレターを装備した戦闘的なものだったが、排ガス規制により1972年に早々に生産終了となった。
以降は2000ccのGSRがトップに据えられた。
1977年に生産終了。
車名はイタリア語の「Gran Turismo Omologato=公認GTカー」の略。
GTOという名前は、後に独立した車種としてGTOに受け継がれた他、MRやGSRといったグレード名も、三菱のスポーツカーの象徴としてランサーなどに受け継がれた。