作:きゆづきさとこ
彩色技術・表現の評価が高く、通常のコミックでは表紙・巻頭にしか無いカラーページが、当作品では各巻15ページ以上ある(連載時のカラーページをほぼそのまま収録)。
タイトルについて
GAとは"芸術科Aクラス"の事であり、"アートデザイン"のAの事ではない。この点については原作・アニメ共に触れられている。もちろん「がんばれ あたしたち(Ganbare Atashitachi)」の略でなどあろうはずもない。
ちなみに海外向けとして英語版(出版:エン・プレス)、ハングル版(出版:テウォンCI)コミックスの存在が確認されている。
尚、タイトルは英語/ハングル共に
"GA Art Department Art Design class"(日本語版に記載される英語表記)
"GA Geijutsuka Art Design Class"(英語版に記載される英語表記)
"GA 예술과 아트 디자인 클래스(-エスrグァ アトゥ ディジャイン クレス)"(ハングル版)
と、基本的に直訳(英語版に至ってはそのまんま)である。
舞台
物語の舞台は私立高校「彩井高校(あやのい -)」。
学校名から芸術科がメインに見えるが、正式名称は「彩井学園工業大学付属 彩井高等学校」で、普通科と工業科がメインである。ほかに付属中学校も存在する。
高校は「普通科」「工業科」「芸術科」「衛生看護科」の4学科に分かれており、「芸術科」はさらに「アートデザインクラス(GA)」と「音楽クラス(GB)」に分かれる。この「芸術科アートデザインクラス」の生徒たちが中心となってストーリーが進行していく。
ほかの学科も多数のクラス(普通科5クラス、工業科4クラス、衛生看護科1クラス)に分かれている。
さらに購買部・学生寮・グラウンド・テニスコート、はては学校とは思えない施設(懐石料理店やゴルフコース等)まで多数存在する、きわめて規模の大きい学校である。
これがあだとなったのか交通の便は悪く、電車を降りてさらにバスに乗り、そこから敷地内をかなり歩く。
制服は高島屋製で、有名服飾デザイナー「コシノヒロミ」のデザインらしい。
キャラクター
本作のメインはGA1年生5人組だが、時折美術部の面々に視点が切り替わることがある。
GA1年
左からキョージュ、トモカネ、キサラギ、ノダミキ、ナミコさん
野崎奈三子 - ナミコさん、ナミコ母さん、ダンボールナミコさん
美術部
左からトモカネ兄、保村、ずみん、ぶちさん、あーさん(後ろの白衣の人物は顧問の笹本先生)
芦原ちかこ - あーさん、部長小屋、部長箱、レオナルドダヴィん家
教師
その他
PSP版ゲームオリジナルキャラ
PSPゲーム「GA芸術科アートデザインクラス Slapstick WONDERLAND」オリジナルキャラ。
(マリ)
TVアニメ
2009年7月から9月まで、UHF各局やCSなどにおいて放送された。
アニメーション製作はAICPLUS+、監督は桜井宏明。
その後続編的位置づけのOVAも製作された。
製作にあたり、女子美術大学・女子美術大学付属高校/中学校の協力を受けている。
主題歌
- オープニングテーマ
「お先にシルブプレ」
作詞 - Noria / 作曲・編曲 - 五十嵐“IGAO”淳一 / 歌 - 彩井高校 GA girls(山口如月(声:戸松遥)、大道雅(声:名塚佳織)、友兼(声:沢城みゆき)、野崎奈三子(声:堀江由衣)、野田ミキ(声:徳永愛))
- エンディングテーマ
「Coloring palettes トモカネいろ」
作詞 - Noria / 作曲・編曲 - 酒井陽一 / 歌 - 友兼(トモカネ)(声:沢城みゆき)
「Coloring palettes キサラギいろ」
作詞 - Noria / 作曲・編曲 - 酒井陽一 / 歌 - 山口如月(キサラギ)(声:戸松遥)
「Coloring palettes ノダミキいろ」
作詞 - Noria / 作曲 - 酒井陽一 / 編曲 - 大場敬朗 / 歌 - 野田ミキ(ノダミキ)(声:徳永愛)
「Coloring palettes キョージュいろ」
作詞 - Noria / 作曲 - 酒井陽一 / 編曲 - 大場敬朗 / 歌 - 大道雅(キョージュ)(声:名塚佳織)
「Coloring palettes ナミコいろ」
作詞 - Noria / 作曲・編曲 - 酒井陽一 / 歌 - 野崎奈三子(ナミコさん)(声:堀江由衣)
「ココロいろ palettes」
作詞 - Noria / 作曲 - 安部純 / 編曲 - 武藤星児 / 歌 - GA元気ガールズ(トモカネ(声:沢城みゆき)・キサラギ(声:戸松遥)・ノダミキ(声:徳永愛))
各話リスト
話数 | サブタイトル |
---|---|
第1話 | えがいてあそぼ |
第2話 | 神様の鉛筆 |
第3話 | オニごっこコラージュ |
第4話 | 写真とんち居残りさん |
第5話 | 生活デザイン部長小屋 |
第6話 | 美術部やしき |
第7話 | 騙し絵(トロンプ・ルイユ) |
第8話 | シュルレアリスム |
第9話 | 強風空想 |
第10話 | お題は『生と死の境』 |
第11話 | しあわせな結末 |
第12話 | ヘクセン・ケッセル |
OVA | 青空が描きたい |
備考
・DVDのCM「えがいてあそぼ編」で、凄い速度でキサラギを描いているのはキャラクターデザイン担当の渡辺敦子。また「放課後編」で彩井学園の制服を着て箱の中からDVDを取り出しているのは戸松遥。
・DVD各巻には放送用とは異なるCMが収録されているが、これは女子美術大学の学生が製作したものである。
ゲーム
前述のとおり「GA芸術科アートデザインクラス Slapstick WONDERLAND」というタイトルでゲーム化されている。
ストーリー
短期留学生としてGAにやってきた西洋人の少女・マリがGA5人組や美術部メンバーと交流しながら卒業制作の絵本を作るというもの。プレイヤーはマリとなって、GAの5人や美術部に絵本製作についてアドバイスを求める。どの作業に対して誰のアドバイスを求めるかで出来上がる作品が変わるが、あることがきっかけでマリとGA5人組や学校の面々は完成した絵本の中の世界に吸い込まれてしまう。
この作品は原作に対する正式な番外編ストーリーである。内容はこれまでの原作の内容をきちんと反映したものになっており、会話の中にも原作の内容を説明するようなセリフがある。またこのゲームのためにデザインされたマリは原作にも登場した。細かいところではノダミキの髪型が毎日変わるところも再現されている。