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京阪8000系

けいはんはっせんけい

京阪電気鉄道の特急用車両。
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※ここでは8000系0番台を紹介。8000系30番台については京阪3000系の記事を参照。

概要

1989年に登場した京阪電気鉄道特急用車両で、当初は鴨東線開通に伴う1編成7両と、既存の旧3000系の全編成7連化に伴う差込用の中間車の製造で計画されたが、当車両の人気が途絶えず、乗るために待つ乗客が非常に多くなったため、1990年より既存車両を置き換えることになった。1993年までに計10編成70両が出揃い、既存車両は1編成(7両)と予備車2両を残し、廃車または富山地方鉄道大井川鐵道に譲渡された。

1995年に旧3000系で試験的にダブルデッカー車(改造)を挿入して好評だったため、1997年にはダブルデッカー車が新造され、京都側から4両目(現在の4号車)に挿入されて、8両編成となった。

2008年より京阪の車両のカラーリングの変更が発表され、6月30日に新塗装第1号の8008編成が運用開始、「エレガントサルーン」という愛称が付いた。また、2009年に8010編成を皮切りにリニューアル工事がスタートし、まず、旧塗装は2010年9月2日に運転終了、そして非リニューアル車は2012年で見納めとなり、8000系からテレビカーが姿を消した。

その後、京阪特急向けに座席指定車を導入することになり、京都側から6両目(現在の6号車)を座席指定車「プレミアムカー」へ改造するため、2016年9月から2017年8月までの間一時的に7両編成で運用された。現在の組成は8両編成のうち1両が「プレミアムカー」、1両がダブルデッカー車となっている。

2017年12月頃に寝屋川車両工場に入場した8006編成は一度塗装が剥がされて車両検査を行い、再塗装された。この際、補助電源装置をIGBT素子の静止型インバータ(SIV)に交換し、行先表示装置や車内照明LED化した上、2018年3月に出場し営業運転に復帰している。

車内

座席は転換クロスシートで、乗務員室付近を除く車端部はハイバックロングシートとなっている(ロングシートはリニューアル工事の時に設置されたもの)。座席表皮の色は黒系で、ヘッドレストカバーは赤。「ELEGANT SALOON 8000 SERIES」の文字が刻まれている(優先座席はオレンジ)。バリアフリー対策のため、車いすスペースが各車両大阪寄りの山側に設置されている。また、ロングシート部分には湾曲した握り棒(スタンションポール)が設置されている。補助いすは扉付近のクロスシート側にあり、上りは京橋から、下りは中書島から(快速特急洛楽』の場合は七条から)使用できる。なお、混雑時や快速特急洛楽』・特急以外の列車の場合は施錠され、使用できない。施錠時は「ただいま補助いすは使えません」と赤ランプで表示される。

つり革は扉部分と車端部に設置されており、デザインはサヤ(ストラップ)と吊り輪が赤色、ベルトが黒色である。各扉の上部に車内案内表示装置(LCD)が設置されており、電車案内のほか、京阪沿線のおでかけ情報やニュース天気予報などが見れるようになっている。
貫通扉は空気式の自動扉で、取っ手を握れば開くようになっている。窓は中央部が固定式二重ガラスで、先頭部および車端部が開閉可能となっている。蛍光灯(照明)はグラスファイバー製のカバー付きで、平屋建て車両が昼白色、ダブルデッカー車が電球色となっている。クーラーインバータークーラーを採用し、静粛性が保たれている。

化粧板は扉が墨木目柄、壁面が和紙柄となっている。床は石畳をイメージした格子柄である。なお、ダブルデッカー車の2階席および階下席については茶系のもので、通路部分は絨毯が敷かれている。カーテンは金色で、織り目をつけることによって、エレガントさを醸し出している。さらにダブルデッカー車には、階段のステップ部分に黄色の警告色のラバーが付いている。なお、ダブルデッカー車の階下室の階段付近の補助いすは2016年2月泥酔した男性転倒し、その補助いすに座っていた女性乗客衝突する重大な車内事故が発生した都合により、すべて撤去された。非常にトラウマになる大事故であった。

乗務員室

運転台京阪で唯一のT字型ワンハンドルマスコンで、右側にレバーシングハンドルがある。京阪電車ではブレーキ弁やレバーシングハンドルは差し込み式となっているが、当車両からは固定式となっている。関西でワンハンドルマスコンを採用した例は、当車両のほか阪急電鉄6300系以降の車両および北大阪急行電鉄9000形などに留まっている。

定速制御機能がついており、45km/h以上の速度で使用ができる。+ノッチで加速、Nノッチで速度を保持、-ノッチで減速する。定速運転モードに入っているときは左に◆のパイロットランプが点灯する。一方、ブレーキは常用7段あり、抜取位置、EB(非常)となっている。

特急標識であるマークは電照幕式で、押ボタンを1秒以上押すことで動作するようになっている。快速特急・特急以外の運用に入る場合は鳩マークではなく黒幕表示としている。なお、8000系・3000系以外の特急は鳩マークを装備していない。

運用

登場当初から特急(京阪特急)運用がメインである。2扉車であることから朝ラッシュ時や車庫への入出庫時などは普通・区間急行・準急・急行での間合い運用も行われていた。
座席指定車「プレミアムカー」導入の2017年8月改正時点では、その都合上、全席指定の「ライナー」・一部指定の「特急」「急行」(一部)のみの運用だけとなり、間合い運用は急行を除いて全て消滅し、そして2018年9月15日のダイヤ改正では毎日運転の「特急」、平日運転の「ライナー」、土・休日ダイヤ運転の「快速特急洛楽』」に固定され、間合い運用はすべて消滅した。

性能

編成8両編成
営業最高速度110km/h
設計最高速度120km/h
起動加速度2.5km/h/s
減速度4.0km/h/s(常用最大)・4.5km/h/s(非常)
全長先頭車18,900mm・中間車18,700mm
全幅2,780mm
全高4,155mm
車体材質アルミニウム合金(ダブルデッカー車は普通鋼)
軌間1,435mm
電気方式直流1,500V(架空電車線方式)
主電動機直流複巻電動機(出力175kw)
駆動装置中空軸たわみ板継手平行カルダン駆動
歯車比84:16=5.25
制御装置界磁位相制御方式(定速制御機能付き)
台車ダイレクトマウント空気ばね台車(電動車・DD車は軸梁式、付随車はSUミンデン式)
制動方式回生ブレーキ優先全電気指令式電磁直通ブレーキ
保安装置京阪形ATS
製造メーカー川崎重工業兵庫工場


関連イラスト

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Welcome to the PREMIUM CAR.



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京阪3000系(初代)・京阪3000系(2代) ダブルデッカー プレミアムカー

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