もしかして→らくラク
概要
2011年10月より行楽シーズンの土・休日ダイヤに京阪間ノンストップ特急の復活を機に、ABC朝日放送ラジオの番組『ドッキリ・ハッキリ・三代澤康司です!』(平日午前放送)で列車愛称の公募が行われた。翌年3月に結果が発表され、『洛楽』という愛称に決定した。
行楽シーズンの土・休日ダイヤの上り列車に2本設定されていたが、2014年正月ダイヤより下りの列車も設定され、2014年の秋の特別ダイヤより上下ともに5本に増発された。
2016年3月19日のダイヤ改正より土・休日ダイヤで定期運行を開始。2017年2月25日のダイヤ改正からは平日ダイヤにも上下2本追加設定され、快速特急「洛楽」は毎日運転されるようになった。
使用車両
2011年の京阪間ノンストップ特急復活より、原則8000系が用いられていたが、2017年からは3000系による「洛楽」運用が始まった。2018年からはプレミアムカーの連結を開始。
また、京阪では2017年9月をめどに3000系を対象に液晶画面による先頭部・最後尾の電飾を取り付けた。
往年の所要時間を再現
運行当初出町柳~淀屋橋の所要時間は50分で、1990年代までの京阪間ノンストップ特急の最速48分と比べても遜色なかった(2分遅いのは10分間隔パターン維持の都合上、深草の手前で信号待ちが発生している為)。
運行時間帯の途中駅の利便性を極力損なわないようにする為、快速特急の前後に急行もしくは快速急行を設定している。快速特急の前を走る急行・快速急行は枚方市駅で快速特急の通過待ちを行う。
現行の2021年9月25日ダイヤ変更では減便を逆手にとって信号待ちを解消し、京阪間ノンストップ特急の最速48分を完全再現する事となった。途中の主要駅にも停車する特急も同じく信号待ち解消で最速52分にスピードアップ、特急とのペアで枚方市を境とする遠近分離ダイヤを組む準急が枚方市~京橋で無待避になり、特急への混雑集中が緩和。減便が特急系種別にとってメリットが多い。
鉄道事業者において、コロナ禍以降で遠近分離による分散乗車を促すダイヤに変更したほぼ唯一の事例と思われる。
関連項目
京阪8000系 プレミアムカー 京阪3000系 京阪3000系(2代)
京とれいん/京とれいん雅洛:淀川の対岸を走る土休日ダイヤ限定の観光列車でこちらも種別名が快速特急(A含む)