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MotoGPの編集履歴

2020-08-31 19:55:51 バージョン

MotoGP

もとじーぴー

世界最高峰の2輪バイクによるスプリントレース。

概要

FIM(国際モーターサイクリズム連盟)が管轄する、2輪車における世界最高峰のスプリントレースである。正式な日本名は"ロードレース世界選手権"。かつては"WGP"の名称で開催されていた。

排気量によって何クラスかに分かれているが、一般的に"MotoGP"というと最高峰クラス(MotoGPクラス)のみを指す。


四輪レースのスプリントレースの最高峰であるF1と並び称されることが多い。

F1同様一国一開催の原則があるが、MotoGPは人気ゆえスペインイタリアの開催が異常に多い(2020年のスペイン開催は6回もある)。日本でも今はツインリンクもてぎ、過去には鈴鹿などで開催されている。

しかし一番のF1との違いは、日本車メーカー無双状態である点だろう。その無双っぷりとは、1975年に初めてYAMAHAが最高峰クラスのチャンピオンを獲得してから、2007年を除く全ての年でHONDAYAMAHASUZUKIしかチャンピオンマシンになったことがないほどである。2020年現在も上記3メーカーがワークス参戦し、レースを盛り上げている。


レギュレーション

排気量別にクラス分けがされている。

現在では排気量1,000ccの最高峰クラスであるMotoGPクラス、排気量600ccは統一しつつシャシーの開発を各チームで行えるMoto2クラス、排気量250ccで若手ライダーおよびチームの育成を目的としたエントリークラスであるMoto3クラスに別れている。

かつては排気量がクラス名になっており、最高峰の500ccクラスの他、350cc、125cc、80cc、50ccまで存在した。


いずれのクラスも、公道走行が可能な市販モデルとは一切関係のない、サーキット専用設計なのが最大の特徴である。各チーム開発またはメーカーやフレームビルダーが開発し販売しているマシンを購入して、レギュレーションの範囲内で改良を施して参戦する。

ちなみに市販されているスポーツバイクで競うレースとしてスーパーバイク世界選手権(WSBK)と、その下位クラスに相当するスーパースポーツ世界選手権(WSS)という別の世界選手権も存在する。


かつては2ストロークと4ストロークが混在していたが、レギュレーション上の性能調整が今ひとつであったため、殆どのチームが圧倒的にパワーのある2ストロークエンジンを採用した。

しかしながら、パワーバンドが狭く、またある一定の回転数から急激にパワーが上がる(レーシングエンジンと言うことを考慮しても)扱い辛いエンジンが殆どであり、車重130kg、馬力は推定で200馬力以上出るという危険極まりない代物であった。

またエコ意識の高まる21世紀に入ると、排気ガスの汚い2ストロークはよろしくないということで禁止の方向に入り、2011年の125ccクラス廃止を最後に2ストロークは姿を消した。


現在のMotoGPクラスのマシンは、電子制御化が格段に進んでおり、なおかつタイヤブレーキサスペンションなどの性能も大幅に向上したことから、ひと昔前のマシンより格段に安全性が上がっているものの、外殻に覆われていない状態の人間が時速350km以上出る乗り物に全がってスロットル全開で走るというモータースポーツクレイジーと呼ぶ他に無い。

なお、最高速度で走るとハンドルが左右に振られはじめ、時間の経過とともに振動が激しくなる「ウォブル」という現象が発生するが、どうにかして押さえつけて走るのだという。


別名・表記ゆれ

モトGP


関連タグ

ツインリンクもてぎ HRC ドゥカティ ヤマハ NSR


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モータースポーツ バイク レース サーキット

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