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ビルマの竪琴の編集履歴

2020-09-13 01:33:39 バージョン

ビルマの竪琴

びるまのたてごと

終戦前後のビルマを舞台とした児童向けの文学作品。

概要

ビルマの竪琴は、竹山道雄が執筆した児童向けの文学作品。

第2次世界大戦でのビルマを舞台をしており、ビルマで終戦を迎えた日本兵の青年が、無残に死んでいった仲間たちを弔うために帰国せず僧になるという物語である。


児童向けの作品として書かれたものの、戦争文学ゆえにショッキングな内容を含んでいる。フィクションであるが、モチーフになった逸話や人物は存在するらしい。


初出は児童向け雑誌「赤とんぼ」1947年3月号で、以後1年ほどに渡って連載された。

戦後の文学に大きな影響を与え、市川崑の手によって2回映画化されている(1956年日活、1985年フジテレビ東宝)。


あらすじ

昭和20年。南方のビルマでは、合唱や音楽で規律を取る日本軍の小隊があった。

8月のある日、彼らはイギリス軍に包囲され、日本の敗戦を知らされて捕虜収容所に入る。


イギリス側から日本軍残兵の説得を任された水島上等兵は、友軍が立て籠もる山へ向かうが、帰ってくることはなかった。


後日、隊員たちは僧侶姿の水島を見かけ、一緒に日本へ帰ろうと必死に説得するも、彼は「今こそ別れめ。いざ、さらば。」と詠い、森の中へと去っていってしまう。


やがて帰国の日が訪れ、隊員たちは仕方なく水島をビルマに残したまま帰途につく。そして水島から手紙が送られてきた。彼はあのとき、葬るものとておらず、無残に朽ち果て、蟻がたかり、蛆が涌く遺体の山を見て衝撃を覚え、彼らを残したまま祖国に帰るのは申し訳なく思い、自分はこの地で僧になるという決心を伝える内容であった。


関連タグ

埴生の宿

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