CV:津田健次郎
概要
人生の一発逆転を狙いアメリカ大陸横断ワイルドレースに参加した賞金稼ぎ。
細目と大きな十字傷が特徴で癖の強い者が多い参加者達の中において控えめで礼儀正しい人物。
レース初日に飛び出してきた動物を避けてマシンをぶつけそうになった縁で天晴一行と知り合い行方不明になったホトトの捜索に協力した。
道中ギル・T・シガーの妨害を回避し先頭集団として進むも突如現れたアウトローの集団に襲撃を受け自分以外のレーサーを全員殺害される。
リチャードは後続へのメッセンジャーとして生かされたが目の前で起きた惨劇に心が折れレースを棄権した。
搭乗マシンは「GT3」。※公式サイトでの呼称は「リチャード号」
紹介の途中でシーンが切り替わったため未完成の天晴号を除き唯一スペック不明。
見た目は一般的な赤いスポーツカー。
関連タグ
ネタバレ注意!
【注意】ここから先はアニメ後半のネタバレを含みます。
彼の正体は伝説のアウトロー「サウザンドスリー」最後の一人にして謎に包まれた賞金首「虐殺のギル」こと本物のギル・T・シガー。
人当たりの良い性格は芝居であり、その本性は「暴力が全てを支配する」という信条を持ち自分の意思にそぐわない者は部下であろうと躊躇なく殺し、相手を甚振るような手段を好んで実行する残虐非道の男。
天晴のネットランチャーを初見で撃ち落とし、小雨の剣技や夏蓮の拳法、さらにTJとディランとの銃撃戦をことごとく捌くなど凄まじい戦闘能力を誇り、格闘戦の最中に所持品を掠め取るなど手癖も悪い。
右目には瞳の代わりに一味のシンボルマーク「ギルズスネーク」が刻まれた黒い義眼を嵌めており、本気を出した際は義眼が赤黒く光る演出が見られる。
動向
自動車の台頭を快く思わない鉄道会社を利用して大陸横断ワイルドレースに潜入。
レース3日目にレーサー襲撃事件を起こし自身は被害者を装うことでルート変更の情報を聞き出しつつ怪しまれずにレースから離脱することに成功。
コース変更に伴う休憩を挟んだレース4日目、
観客やスタッフを乗せた列車に紛れこみ、潜んでいた部下達と共に機関士と保安官を殺害して列車を乗っ取り、逃げ出してきた体でレーサー達の前に姿を現す。
演技を看破されたため正体を明かし交戦状態に入るがほぼ1対7にも拘らず優勢に立ち回り、それぞれの大切なものに傷をつけ小雨に重傷を負わせ、挙句の果てに(その場に居なかったバッド兄弟を除く)全員の車を蜂の巣にして乗客のうち3人を人質に取って列車に乗って逃走。追跡出来ないように橋を爆破した。
関連タグ
- ホトトの仇…部下の1人で襲撃事件の実行犯。小雨に倒されたが特に気にしていない。
- バッド兄弟…「虐殺のギル」の名を騙っていた偽物。鉄道ジャックの際に部下の1人が爆破した後部車両の残骸に巻き込まれ生死不明と思われたがトラロック/バッド号の驚異的な耐久力もあってギルと対峙せずに他のレーサー達を救う結果となった。
- アル・リオン…血のついたソフィアの帽子で揺さぶりをかけられた上にソフィアを人質に取られる。
- TJ…サウザンドスリー。真っ向勝負になるが彼の装備を利用して翻弄し気絶させる。TJは「金が欲しけりゃ身代金より銀行襲った方が手っ取り早い」とギルの目的を訝しんでいるが…?
- ディラン・G・オルディン…サウザンドスリー。恋人の写真を奪った上にその過去について執拗に貶す。お互い面識が無い筈なのに何故彼の弱みを知っていたのかは不明。
- ホトト…過去に彼の故郷を襲撃した事を引き合いに今度は母親を殺すと脅す。
- 景夏蓮…仲間たちによって整備された鳳凰火蓮の事をわざわざ口にした上でエンジンに鉛弾を叩き込んだ。
- 空乃天晴…天晴号に放火。
- 一色小雨…天晴を庇い生死の境を彷徨った。
- ソフィア・テイラー…アルとの関係を突かれ人質にされる。
- セス・リッチ・カーター…ソフィアと同様に鉄道ジャックに巻き込まれたが大半の乗客と共に脱出に成功、破壊されたレーシングカー補修の指揮を執る。