戦慄のタツマキ
せんりつのたつまき
CV:悠木碧
概要
28歳。S級2位ヒーロー。身長・体重非公開。B級1位「地獄のフブキ」の実姉。
強大な超能力者。妹のフブキを溺愛しており、好きな物は「妹」。
ヒーローネームは本名の「タツマキ」と、その恐るべき超能力から命名された。
人物
プライドが高く、よく物事をひとりで解決しようとする。それでも自分の攻撃の余波を受けそうな一般人がいればすぐに助ける等、ヒーローとしての責任感は持ち合わせている。また正義感が強く、ヒーロー活動に積極的で、休日やクリスマスでも仕事に勤しむ。(出動要請がない時は暇を持て余し、自発的に活動に取り組んでいる。)
華奢な体躯と髪先がカールした天然パーマ、黒いスリットスカートが特徴。
妹のフブキ(167cm)のおよそ胸や肩辺りまでの身長が理由で、多くの者から少女とみなされている。またフブキが姉、タツマキが妹だと誤解している者も存在する。
タツマキ自身は身長について気にしており、子供扱いして貶す者は許さない。また大人っぽく見られたいと思っているようで、単行本の挿絵等ではしばしばカクテルや紅茶を飲んでいる。
なお背を伸ばすことを諦めていないのか、単行本10巻収録の番外編ではセノビル牛乳という飲料がタツマキの家に置いてあることを確認できる。
戦闘能力
強大な超能力(テレキネシス)を攻撃手段とする。
人間や無機物に干渉して自在に浮かせたり飛ばしたりでき、タツマキ自身は浮遊していることが多い。
- 多数の巨大砲弾を受け止めて弾き返す
- ビルを丸ごと浮遊させ空中要塞に叩き付ける
- 地下2000メートルの敵を地盤ごと引きずり出す
- 衛星軌道上から隕石を引き込んで敵に叩き付ける
- 巨大な瓦礫の竜巻を起こす
等、多くの手段に利用可能。他にも衝撃波を放ったり、バリアを展開することもできる。
敵の持つ気やオーラに干渉し、それを操り身体に影響を及ぼさせる「ねじ切り攻撃」を得意技とし、怪人の首を直接触れずにねじってもいだり、潰して圧死させる。
フブキとの関係
妹に接する時や妹について考える時は「おうちにかえりなさい フブキ」 「~しなくちゃ」等とまるで子どもに話しかけるかのような口調を用いたり、「お姉ちゃん」という一人称を使って「お姉ちゃんは~」と話しかける。
また周囲の者に対しては、「私の妹を危険な目に遭わせるようなことはやめて。戦いに巻き込んだら許さないから。」と妹を守ろうとする。
さらに自分達姉妹に危害を加えようと考えている敵に対しては、「ちょっと教えてあげましょ。私達に手を出すとどうなるか。」と激昂する。
ファンブックの情報(キャラ本人がヒーロー協会へ回答したという設定)によれば、タツマキの好きなものは「妹、自分の能力を行使できる居場所」。タツマキは妹への愛を世間にオープンにしている。
因みに姉妹は近くにいる場合、互いの居場所を感知することが可能。
タツマキはフブキを可愛がると共に心配し、「信用できない他人から、私の手であの子を守る」と考えている。
タツマキが妹の人間関係へ干渉し、他者を拒む生き方を押し付けてしまうのは、愛情の裏返しである。
タツマキは、唯一の肉親である妹のフブキを大切に思っており、大好きな妹が危険な目に遭ったり他者に利用されてしまわないか案じているのである。
余談
・読者に名前を「タマツキ」と間違えられることがある。またリメイク版で時折ONE氏の絵を思わせるデフォルメ調の見た目になる。