※本記事およびこのタグのついたイラスト・小説作品には、ストーリーのネタバレ要素のあるものが含まれるので閲覧の際には注意すること
概要
シャーレアンのバルデシオン委員会に所属しているミコッテの青年。
「クリスタルタワー」の監視役として委員会から派遣されており、「ノア」調査団の命名者でもある。
お調子者だがアラグ帝国の歴史に関する知識は豊富であり、「アラグの賢人」と呼ばれている。
右目だけが血のように赤いオッドアイになっているが、これは彼の一族の間では「紅血の魔眼」と呼ばれており、アラグの文明に反応する奇妙な特性を持つ。
更にクリスタルタワーを調査する中で、当事者でもなければ知りえないようなアラグ文明の知識を無意識に語るなどの異変が起きるが…
関連タグ
[ファイナルファンタジー14:新生エオルゼア] ミコッテ クリスタルタワー
ネタバレ
実は彼の右眼はアラグ皇族が皇家の血を絶やさないために作り出した「皇血の魔眼」であり、間接的にアラグ王家の血を引いていた。
ドーガとウネから皇血を託されたことで両眼が赤く変化し、アラグの継承者としてクリスタルタワーの制御権を獲得する。
クリスタルタワーに秘められた力が今の人類には扱いきれないものであると考えたグ・ラハは、いつかエオルゼアの文明がアラグに比肩した時までクリスタルタワーを自分ごと封印することを決意。
未来で目覚めた時には真っ先に光の戦士の名を探すことを約束し、眠りについた…
「漆黒のヴィランズ」のネタバレ注意!!
第一世界を救うために光の戦士を原初世界から召喚した謎の男「水晶公」。
最後の大罪喰い「イノセンス」を倒した光の戦士が罪喰いに変貌しようとしていた瞬間、彼は光の戦士から全ての大罪喰いの力を奪おうとする。
彼の目的は光の戦士に大罪喰いの光を集めさせ、それをクリスタルタワーに送ることで発生するエネルギーを利用して、滅びゆくノルヴラントから別の世界へ逃げることだったという。
しかし、それは嘘であり、本当の目的は光の戦士から大罪喰いの力を吸収し光の戦士とノルヴラントを救うことであった。
当然別の世界へ転移することは不可能であり、次元の狭間で砕け散るだけである。
そんな彼に光の戦士は「本当の名前」で呼びかける……
水晶公の正体は第八霊災が起きた未来で目覚めた「グ・ラハ・ティア」であり、第八霊災を防ぐために第一世界へとやって来たのだった。
だが、エメトセルクの介入によって罪喰いの光の吸収は中断されてしまい、アシエンですら成しえなかった時空転移の技術の研究対象として連れ去られてしまう。
しかしエメトセルクの拘束から命がけで脱出して最終決戦の場に現れ、並行世界の英雄たち(メタ的に言えばハーデス戦で参加するパーティメンバー)を呼び寄せることで光の戦士をサポートした。
エメトセルクが倒れ、戦いの中で罪喰いの光も消滅したことで第八霊災の起こる未来は回避され、霊災が起こった未来から来たグ・ラハもその未来ごと消滅するかと思われたが、何故か消えずに残り続けており、以降もクリスタリウムの指導者として第一世界にとどまり続けている。
クリスタルタワーと自分の体を同期し、長寿命を得たことでかなり長い年月を生きている(タワーを離れると体調を崩すのはこれが理由)ため、過去のグ・ラハに比べ非常に落ち着いた性格となっているが、素の部分は変わっておらず、特に光の戦士へのあこがれは以前にも増して強い。
そのため、光の戦士の転移に成功した時には走って迎えに行ったり、光の戦士と共に行動できる時は明らかにうれしそうにしているなど、端々でかなりわかりやすい反応を見せる。
また、漆黒のメイン終了後に星見の間にいる水晶公を「グ・ラハ・ティア」と呼んだり、タタルから貰える「マメット・グ・ラハ」を見せたりすると…
ちなみに、彼は光の戦士がクリスタルタワーを踏破した未来から来ているため、仮にプレイヤーがクリスタルタワーをクリアしていなかったとしても光の戦士の事をしっかり認識している。
※以下、パッチ5.3「クリスタルの残光」のネタバレ注意
魂のみの不完全な状態で転移してきた暁のメンバーを原初世界へと戻すため、魂と記憶を封じ込める魔具「ソウル・サイフォン」の開発を進めるグ・ラハは、レイクランドの外れに隠れ住んでいた魂の研究家ベーク・ラグの協力もあってついにソウル・サイフォンを完成させる。
だがそこでアシエン・エリディブスの奇襲を受け、実験のために自身の記憶を封じたソウル・サイフォンを奪われてしまう。
ベーク・ラグと共に開発した封印術でエリディブスをタワー内部に閉じ込めることには成功したものの、ソウル・サイフォンに封じられた水晶公の記憶と、記憶の定着のための触媒として用いたアラグの紅血によってクリスタルタワーの操作権を獲得したエリディブスは、異世界より光の戦士の幻体を大量に呼び寄せて闇の戦士の抹殺を図る。そして、それによってタワーにかかった負荷はグ・ラハの肉体にも影響を与え、全身の結晶化が進んでしまう。
エリディブスとの決着をつけるため、闇の戦士と共にタワー内部へと突入したグ・ラハだが、目の前には無数の幻体が立ちふさがり、グ・ラハも結晶化の進行で動けなくなってしまう。
しかしグ・ラハはまだ秘策を用意しているといい、幻体の群れを一人で引き受けて闇の戦士を
エリディブスの元へと向かわせた。
そして、闇の戦士がエリディブスを倒したところで追いつき、クリスタルタワー自体を巨大な白聖石として扱う封印術によって、エリディブスの魂を封じることに成功する。
だが、その術の行使によって肉体はついに限界を迎える。
肉体が完全に結晶化していく中、グ・ラハは水晶公としての役目を全て果たすまで胸中にしまっていた、自分の本当の願いを闇の戦士に打ち明ける。
「あんたと旅がしたい。次の冒険には、きっとオレを連れて行ってくれ。」
グ・ラハは元々原初世界の人間だったが、異なる歴史からやってきたためか、水晶公の肉体では原初世界への扉を通ることはできなかった。
そのため、暁のメンバー同様自身の記憶と魂をソウル・サイフォンに込めて原初世界へ渡り、原初世界のクリスタルタワーで眠るグ・ラハの魂に統合することを考えた。
だが、抜けた魂を元に戻すだけの暁の面々と違い、既に魂が存在している肉体に上手く記憶と魂が融合できるのかは未知数であり、相応のリスクを背負う選択であった。
それでも必ず再開できると信じ、ソウル・サイフォンに記憶と魂を封じ込める。そして肉体はこれから未来へと歩む第一世界の導となるよう、堂々とその場に立ち続けた。
なお、暁の魂を原初世界に戻すもう一つの方法として、召喚者である水晶公が死ぬことで召喚の制約が解けるというものがあったが、結晶化によって肉体が滅ぶことがなくなり、魂も健在であるためか、こちらの方法で魂が戻ることはなかった。
その後、暁の魂を原初世界へと持ち帰り、皆が無事に目を覚ましたことを確認すると、闇の戦士はすぐさまクリスタルタワーへと駆け出す。未来のために長い眠りについた、大切なもう一人の仲間を迎えに行くために。
そして幕は下りれども
冒険は続いていく
君を明日へと導くは
クリスタルの残光
それから数日後。完全に調子を取り戻した一行の前に、新たな暁の血盟のメンバーが紹介された。
「今日から暁の血盟に加えてもらう、グ・ラハ・ティアだ。」
「…こっちでも、よろしくな!」
グ・ラハの記憶と魂は見事統合に成功し、晴れて暁の血盟の一員となっていた。
曰く、クリスタルタワーを封印して眠りについた後と、水晶公の記憶が完全に地続きになっていたことから、違和感なく受け入れることができたという。
グ・ラハが目覚めたことで再び開かれたクリスタルタワーには、ベーク・ラグと開発した封印術を再現して施し、タワーに異常があれば検知できるようにすることで、グ・ラハは自由に出歩くことができるようになった。
ただし、水晶公として習得した魔法は知識はあれど使いこなすには再度の修業が必要となり、タワーと同期していた時は長らく経験していなかった睡眠や食事などの人間としては当たり前の感覚にも困惑することとなった。