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概要
全てが謎に包まれている大罪喰いであり、「全能者」の異名を持つ。
容姿
黄金の鎧と翼が特徴的であり、蒼い衣を纏っている。
関連タグ
ファイナルファンタジー14:新生エオルゼア 漆黒のヴィランズ 第一世界 罪喰い(FF14)
漆黒のヴィランズのネタバレ注意!
「来たな反逆者ども……!」
「跪き頭を垂れよ 私はすべての王にして 新しき神ゾ!」
その正体はユールモアの元首「ドン・ヴァウスリー」であり、普段の姿は巨大に膨れ上がった肥満の男である。
自分が唯一絶対の存在として憚らない傲慢な性格で、自分の思い通りにならないことがあると駄々をこねるように暴れだすなど、そのアンバランスな体系も相まって幼児のまま大人になったような印象を受ける。
特有の能力として「罪喰いを従わせる」能力を持っており、それまで罪喰いとの戦いの最前線に立っていたユールモアは国是を180度転換。ユールモアはドン・ヴァウスリーに従ってさえいれば罪喰いに襲われる心配が無い楽園になり、ヴァウスリーはユールモアにおいて絶対的な権力を振りかざしていた。
彼がこのような異能を持って生まれたのは、生まれる前に彼の父とアシエンが交わした取引による。
生まれる前は普通の人間だったのだが、彼の父に近づいたアシエンが秘術を教え、その秘術によって大罪喰いを胎児だったヴァウスリーに融合させたことで、ヴァウスリーはその身に大罪喰いを宿した人間として生まれてきたのであった。
このため、周囲の罪喰いは彼の事を「大罪喰い」であると認識するため、無条件で彼に従うのだ。
因みにこのアシエンはエメトセルクであり、ミトロンとアログリフがアルバートに敗れたことでイノセンスを生み出すという策を講じた。
罪喰いを操る能力によってユールモアに絶対の安全をもたらすと共に、自身に賛同しない者たちに罪喰いやユールモア軍をけしかけ、ノルヴラント全域を支配下に置こうと画策していた。
しかし、原初世界から呼び出された光の戦士たちの活躍によって各地の大罪喰いが討伐され、夜の闇が取り戻されていったことで追いつめられる。
ついにユールモアまで攻め込まれたヴァウスリーはグルグ火山に作った新たな拠点に籠城するも、ノルヴラントの人々が協力して作り上げた巨大タロースによって火山への道が拓かれ、配下たちも討伐されると、光の戦士と直接対峙することになる。
そして、交戦中に溢れ出した罪喰いの光を解放したことで、ヴァウスリーの背中から脱皮するかのようにメイン画像の姿へと変貌した。
「そうか、これは神として再誕するための受難か……」
「ならば、全能者「イノセンス」は、この戦いを受け入れよう！」
イノセンスの姿自体は事前に公開されていたとはいえ、元のヴァウスリーと似ても似つかない変貌ぶりは多くのプレイヤーを驚愕させた。
だが中身に関しては変わっておらず、光の戦士に敗北した後はやはり駄々をこねていた。
そして、イノセンスの光が光の戦士に吸収されたことで、ユールモア、そしてノルヴラントの全ての地域が闇を取り戻したのだが…
「イノセンス」と言う名前が何に由来するのかは不明。
それまでの大罪喰いは「フィリア(隣人愛)」「エロース(性愛)」「ストルゲー(家族愛)」と、新約聖書に登場する4つの愛に由来する名前が付けられていた。
「ティターニア」は4つの愛の名ではないが、かつて存在した大罪喰いを討伐して大罪喰い化した妖精王の名前であると分かっている。
生まれる前のヴァウスリーと融合した大罪喰いが「イノセンス」という名前だったのか、大罪喰いとして羽化したヴァウスリーが新たに付けた名前なのかは不明。
ちなみに、高難易度版である極イノセンス戦ではヴァウスリーの形態が省略され、最初からイノセンスの姿で戦うことになる。
「刻は来たれり！ 我は全能神「イノセンス」として再誕を果たすッ！」
