cv:諏訪部順一
概要
「闇の戦士」を名乗る謎の男。
「蒼天のイシュガルド」から初登場し、光の戦士たちの前に何度も立ち塞がる。
「ブラビューラ・シャドウ」という血に塗れた戦斧を振るう。
その正体は、エオルゼアの存在する「原初世界」の鏡像世界である「第一世界」の光の戦士である。
エオルゼアにおける彼らの行動については、闇の戦士の頁を参照。
元々はお人好しの熱血漢だったのだが、世界滅亡の引き金になってしまったことへの自責の念から擦れた性格になってしまっている。しかし、世界を救うために自らの命を躊躇いなく犠牲にするなど、根の部分は変わっていないことが窺える。
紅蓮のリベレーターでは全く触れられない状態が続いていたが、漆黒のヴィランズにて物語の舞台が第一世界となり、アルバートも中心人物の一人として登場することが明らかとなった。
関連タグ
ファイナルファンタジー14:新生エオルゼア 蒼天のイシュガルド 漆黒のヴィランズ 闇の戦士 第一世界 戦士(FF14)
※以下、漆黒のヴィランズメインクエストの重大なネタバレを含みます。
漆黒のヴィランズのネタバレ
ミンフィリアと共に第一世界へと戻った闇の戦士たちだが、光の氾濫を完全に食い止めることはできず、アルバート以外の闇の戦士、そしてミンフィリアが消滅。ミンフィリアは転生するが、仲間達は罪喰いへと変貌してしまう。
唯一残されたアルバートも実態を保てぬまま第一世界を彷徨っていたが、光の戦士が第一世界に転移したのをきっかけに意識を取り戻し、光の戦士と邂逅する。
光の戦士以外には姿も見えず(ただしとある人物には微かに見えていた)、声を届けたり触れたりすることもできない亡霊のような存在だが、唯一光の戦士にだけは干渉が可能となっている。
元々光の氾濫の原因になってしまっていた上、仲間をも失ったことで消沈していたが、光の戦士との旅に同行する中で、残された自分の役割を模索していく。
光の戦士とは初め距離を置いていたが、元々気性や境遇が似通っていたのもあり次第に意気投合。長年連れ添った戦友のような関係となっていく。
そして終盤、エメトセルクとの戦いを前に罪喰い化が進行し、暴走寸前となった光の戦士の下に、アルバートが現れる。
「……なあ。あと1歩進む力があったら、この世界を…… すべての世界を、救えるか?」
「なら……魂ごと、持って行け!」
実は、アルバートは世界がハイデリンによって分断された時、光の戦士と魂を分けた同じ魂の持ち主だった。
罪喰いの光によって罪喰い化寸前だった光の戦士の魂にアルバートの魂が統合されたことで、光の戦士は罪喰いより集めた光のエーテルの制御に成功し、エメトセルクと最後の決戦に臨む。
そして、白聖石に封じられたエメトセルクの魂を貫いたエーテルの刃は、アルバートの愛用するブラビューラ・シャドウと同じ形を形成していた。
世界を救うための行動で逆に世界を滅亡に追いやった大罪人となり、それでもなお世界を救うためにあがきつづけたアルバートは、紛れもなく世界を救った英雄となったのである。
そして光の氾濫から100年続いた役目は終わり、光の戦士に使命と魂を託したアルバートの想いは、先立った仲間達のもとへと還って行った…
漆黒のヴィランズパッチ5.1以降のネタバレ
夜の闇を取り戻し、新たな希望に向けて歩み出した第一世界の民を見つめる一人の男がいた。
「「希望」か……ならば、遺された最後のひとりとして、我らが悲願のため、希望の光を灯してみせよう……。」
その姿は、アルバートその人だった。
ただし、劇中では「戦士風の男」と表記されており、元のアルバートよりも若く見えるが…
5.2 メインクエスト「追憶の凶星」のネタバレ注意!
「もう英雄に頼っていた時代は終わるんだ。
お前たち自身が新たな英雄に……
「光の戦士」となるべく、立ち上がる時だ!」
クリスタリウムの民たちに闇の戦士がアルバート達の真実を語った後、蘇ったアルバートとして民たちの前に姿を現す。
そして困惑する民たちに新たな光の戦士になるよう扇動するが……
突如として蘇ったアルバートに不信感を感じた闇の戦士と暁の血盟の面々は、その正体を掴むため先回りして待ち伏せをする。
そして現れたアルバートに対し、闇の戦士は質問を投げかける。
『セトの事を覚えているか?』
この男がアルバートであるならば、この質問を正しく答えられるはずだ。
だが、目の前の男ははぐらかす様な言い方しかしなかった。
確信した闇の戦士は、「アルバートではない者」に問いかける。
『お前は何者だ?』
「なるほど……茶番はやめろということか……。」
「まあ、君たちを騙せるとは思っていなかったがな。」
「戦士風の男」の正体はアルバートではなく、アルバートの遺体に憑依したアシエン・エリディブス。
ゼノス・イェー・ガルヴァスに肉体を奪い返された後、エリディブスはユールモア領に埋葬されていたアルバートの遺体に憑りつくことで第一世界での活動を開始していた。
5.3 メインクエスト「クリスタルの残光」のネタバレ注意!
エリディブスと闇の戦士との戦いの最終局面、戦う理由を失ってもなお最後まで抗い抜くと叫ぶエリディブスを前に、闇の戦士の魂の奥底から語り掛ける。
「確かに、俺たちはいろんなものを失った。だが、自分にとって大切なものを、忘れたりはしなかった。」
「それでこそ進んだんだ。だから――」
「お前はもう戦えない、戦う目的がない。ここで、終わりにしよう」
かくして、数多の英雄の想いを束ねた蛮神と化したエリディブスと、闇の戦士との最後の戦いの火蓋が切られる……
すべての決着の後、アルバートの肉体は蛮神の一部となって消滅してしまったが、アルバートが持っていたクリスタルだけは遺された。
その残光を宿したクリスタルを携え、闇の戦士はアルバートのかつての相棒、アマロのセトの元を訪ねる。
闇の戦士から遺品としてクリスタルを託され、別れを告げようとした時……
「セト、お前……本当にデカくなったなぁ!」
アマロの持つ魂を感じ取れる力によって、100年来の友との再会を果たすことができた。
お互いに伝えられなかった想いを伝え合い、闇の戦士のうちにあるアルバートの旅立ちを見送る。
こうして、アルバートの冒険は今日も続いていく。