概要
富士登山電車とは、富士急行線大月駅~河口湖駅間を走る同社保有の1200形(1205F)を改造した観光電車。2両編成で、「青富士」車両と「赤富士」車両からなっている。
1000形1205編成を改造したものであり、デザインは水戸岡ドーンデザイン研究所が担当した(後に導入された富士山ビュー特急と同じような配色になっている)。
レトロモダン調の内装は木や布の自然素材をできる限り使用したつくりにし、元のセミクロスシートを撤去。赤富士車両にベビーサークル、青富士車両にライブラリースペースがそれぞれ設置されている。
現在の運用
2020年3月のダイヤ改正より、1000形一般車両を併結した各駅停車としての運行。(富士登山電車2両+1000形一般車両2両)
毎日2往復で、木曜日は運休。(全車一般車の普通列車が同時刻に運行)
乗車には運賃の他に着席券200円が必要。
現在は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大防止により運休中。
過去の運用
2009年8月9日~2010年3月12日
2両編成の一般車両を連結した4両編成の普通列車として運行。「青富士」車両には普通乗車券のみで乗車することができた。(赤富士車両のみ着席券200円が必要)
2010年3月13日~2020年3月13日
全車着席券車両の快速列車としての運行。
停車駅は通常の快速と異なり、大月駅、三つ峠駅、下吉田駅、富士山駅、富士急ハイランド駅、河口湖駅。
なお、特急列車では特急料金が不要となる河口湖線(富士山駅~河口湖駅)内でも、同列車は着席券200円が必要だった。