概要
市域は南北に長く、相模湾内の唯一の有人離島である初島も含む。
特に昭和後半以降は社員旅行など団体旅行客向けの旅館や繁華街化で大いに栄えたが、平成不況の煽りを受けて倒産や廃業、格安ホテル化が目立つようになった。
しかし近年は家族や若者向けの宿やまちづくりが進むようになり、新たなスタイルへの移行期にある。
海岸まで迫る山の斜面に市街地が作られたため高低差が激しく急坂や隘路も多いが、大型旅館やリゾートマンションが織り成す独特の風景や見事な夜景を生み出している。
高速道路は通じていないが東海道本線と東海道新幹線の熱海駅があり、そこから南方の伊東市方面へ伊東線が分岐する。熱海駅と函南駅の間には東海道本線で最長の丹那トンネルがある。またトンネルの熱海口の上には丹那神社と殉職者慰霊碑がある。