概要
ゲーム『ロックマンゼロ』に登場するキャラクターたち。オリジナルエックスのDNAとパーツから造られれたレプリロイド。
の4体のことである。
ネオ・アルカディアでは幹部の地位にいて、ネオ・アルカディアと敵対する組織レジスタンスに属するゼロとは、たびたび対峙して戦いを繰り広げている。
『ロックマンゼロ2』では、四天王について
四天王トハ ハルピュイア・
ファーブニル・レヴィアタン・
ファントムノコトヲ サシマス
カレラハ
オリジナルエックスノ パーツヲ
モトニシテ セッケイサレテイマス
と説明されている。
『ロックマンゼロ3』では、ハルピュイアについて
四天王 賢将ハルピュイアハ
エックスDNAカラノ
クローンギジュツニヨリ
ウマレタ レプリロイドデス
と説明されていて、新たにDNAクローンという言葉が加わったことで、よりエックスに近い存在であることが強調されている。
これらの設定はシエルの部屋のコンピューターで閲覧可能。ただしコンピューターのデータはゲームの進行状態によって変化するので、こまめにチェックしておこう。
また開発元であるインティ・クリエイツによって制作された『リマスタートラック ロックマンゼロ』と『リマスタートラック ロックマンゼロ・テロス』に収録されているドラマでは、四天王メインのドラマもあり、エックスとの関わりを知ることができる。
ドラマの解説文「ハルピュイアはエックスより託された、そして自分の信じてきたネオ・アルカディアが壊れていくのをただ見ているわけにはいかなかった。」から、ハルピュイアがオリジナルエックスから託されたネオ・アルカディアを守ろうと奮闘していたこと、「…我が闇は、御身(エックス)以外の光に御仕えすることはございませぬ…。」からファントムのエックスに対する忠誠心が描かれていて、四天王とエックスの強い絆や関わりを理解できる。
また『リマスタートラック ロックマンゼロ・イデア』にはドラマの収録はないが、解説書で四天王の設定や性格等が曲の解説と共に詳しく書かれている。
ロックマンゼロ4以降の扱い
生存設定と死亡設定が存在する。また『ロックマンゼクス』シリーズでは彼らを元にして作られたライブメタルが登場する。
生存設定
「四天王がいるからこそロクゼロが面白いんです!!なのになんで今作はいないんですか!?」というファンの質問に『ロックマン ゼロ4』の開発チームが「もしかするとゼロが戦っている裏で、同じように人間を守るために別の場所で戦っていたのかもしれません。正直、ロックマン ゼロ4で四天王のその後を描けなかった事が心残りだったのですが、こうして四天王を支持する声を頂き、改めて彼らの人気を知ることができました。」と返答している。
また、『リマスタートラック ロックマンゼロ・ピュシス』のブックレットイラストでは、u-capcomで開発スタッフが返答した「もしかするとゼロが戦っている裏で、同じように人間を守るために別の場所で戦っていた」を裏付けるかのような、四天王とエックスのイラスト(ハルピュイアとファーブニルとレヴィアタンはゲームと違いコートをまとった姿、オリジナルエックスとファントムは体がないためサイバーエルフのような姿で描かれている)が掲載されている。
『R20+5 ロックマン&ロックマンX オフィシャルコンプリートワークス』の質問回答でも、四天王は生存しているような回答がされている。
死亡設定
『ロックマン ゼロ オフィシャルコンプリートワークス』の巻末にて掲載。『ロクゼロ3の最後の大爆発でゼロをかばってみんな死んだ』というコメントが掲載されている。
スタッフによって設定把握が違うのか、生存と死亡どちらが正当なのかはいまだに議論が分かれている。…その後を考えるのはファンそれぞれに任せているというスタッフたちからのファンへの問いかけだとも思われるが。
関連リンク
REMASTER TRACK ROCKMAN ZERO / III INTI RECORDS
※『リマスタートラック ロックマンゼロ』の商品紹介ページ
REMASTER TRACK ROCKMAN ZERO・Telos III INTI RECORDS
※『リマスタートラック ロックマンゼロ・テロス』の商品紹介ページ
u-capcomの記事※アーカイブリンク
余談
『ロックマンゼロコレクション』公式サイトでは、上述の設定を覆す設定(四天王が生まれたのはオリジナルエックス失踪後(コピーエックス誕生後)という説)が公開されていたが、本家本元によるリマスタートラックシリーズのドラマの設定が正当扱いされている。…設定が複雑すぎて、制作スタッフ以外の人間では把握しきれてなかったのかもしれないが。