うわさ
彼女は信者に永遠の命を与える。しかし、新たな人生を手に入れるまで、その代償がなんなのかを知る者はいない。
概要
本名で呼ばれることは少なく、「夢の魔女」と呼ばれることが多い。pixivでも「夢の魔女」の方がタグの登録数が多い。
プロフィール
通称 | 夢の魔女 |
---|---|
名前 | イドーラ |
職業 | 外なる神 |
好きなもの | 目新しく珍しい生物 |
嫌いなもの | 不明 |
趣味 | 生物の改造 |
特技 | 不明 |
記念日 | 10月2日 |
容姿
イドーラ本体の上半身は人間の女性、下半身は蛇という所謂蛇女のような姿。ウェーブのかかった長い黒髪とイヤリングのような耳飾りがついた羊耳、頭に巻きつけた黒い布で両目を隠し、口元は常に妖しい笑みを浮かべている。
彼女の傍らにいる女の子はイドーラの信者と呼ばれる人型の生物。信者はイドーラの手によって量産することが可能。ファン間の愛称は「信徒ちゃん」(原語版表記由来)。
サバイバーと同程度の身長、左目がボタン目になっていたりと、一見サバイバーと似たような少女の姿をしているが、右手には小さな身体に似つかわしくない大きなツルハシを携えている。イドーラはこの信者を操ってサバイバーを攻撃する。
基本的に登場人物の平均年齢が高いIdentityVにおいて信者は女の子としてかなり貴重。女性ハンターの中では間違いなく最小クラスの容姿である。
実際、プレイ中でも声が可愛い等の見どころも多く、UR衣装「川上富江」に関してはセーラー服を着用している。可愛い。
ゲーム内ではサバイバーを着実に追い詰めにかかってくる恐怖の存在だが、二次創作内では可愛い信者が拝められる。
作中で登場する他キャラクターと比べても、この二体は特に布面積が狭く、薄気味悪そうな青い肌色をあらわにしており、「魔女の記号」と呼ばれる紋章が二体の臍周辺にうっすらと刻まれている。
性能
外在特質(パッシブ能力)
- 夢隠れ
イドーラは、本体を夢の中に隠し、移動速度は極端に速いが、直接マップを操作することはできない。サバイバーは、彼女の真の姿を目にすることはできない。
また、信者を1名連れているが、この信者はマップ上にいるサバイバーとお互いの姿を確認できる。信者は排除不能だが、イドーラに付随しているため、遠く離れることはできない。
- 信者
イドーラはサバイバーを指定し、その近くに信者を1人生み出す。
呼び出された信者は宿主に付随し、その近くを離れられない。
宿主を攻撃すると、自動的に信者も消滅し、宿主以外のサバイバーが魔女の記号を使うことで排除可能。信者は、天賦に左右され、それ自体で補助スキルクールタイムが計算される。
また、信者はイドーラにコントロールされていた時の移動状態及び方向を保ち、イドーラが憑依時にのみ警戒半径を示す。
- 魔女の記号
イドーラが信者を作り出した時は魔女の記号を残した。
サバイバーはこの記号を拾い、自分または仲間に寄生する信者を排除することができる。
しかし、自分の信者を排除する時は、もっと長い時間が掛かる。
イドーラが追加で1/2/3/4人のサバイバーに寄生する度、サバイバーが自身の信者を排除する時間が0/5/10/15秒減少する。
脱落サバイバーの数(荘園からの脱出者は含まない)が0/1/2/3人の時、サバイバーが自身の信者を排除する時間が35/30/20/15秒に調整される。
形態変化/固有スキル(アクティブ能力)
- 伝道
タップで円盤を発動し、信者をコントロールする。
1回操る毎にクールタイムがあり、コントロール中の信者がスキルの発動、または攻撃の最中にコントロール対象の変更は不能。
- 寄生
ボタンを長押しして信者に寄生されていないサバイバーを指定し、その付近にあらかじめ魔女の記号と信者を配置する。信者の攻撃が命中すると、このスキルのクールタイムが短くなる。
寄生されたサバイバーを中心に操作範囲が定められており、その範囲を外れた場合はそのサバイバーめがけて自動で追尾する性能を持っている。
ただし、1度攻撃すると寄生信者は消滅する。また、寄生を行った際に発生する魔法陣を踏まれると、数秒後に寄生が解除される。
- 同化
存在感ゲージが1000溜まることで解放。
寄生スキルのクールタイムを大幅に減少させる。
- 殉道
存在感ゲージが2500(最大)まで溜まることで解放。
信者へのコントロールを強め、その移動可能範囲を大幅に増加させる。
長所
血の女王と並んで最強クラスのハンターとしてその名が知れ渡っている。
まず本体が見えないため、ハンター側はファーストチェイスでの相手を選びやすい。
続いて、夢隠れのおかげで心音無しでの奇襲が可能。姿が見えるのがサバイバーと同じくらいの容姿の信者のみなので、敵か味方かが少々分かりにくい。
続いて寄生により操作キャラを増やすことが可能。
信者はそれぞれ特質の使用制限が独立しているため、1体が特質を使っても他の信者はCTを待たずに特質を使用できる。よって、数が増えれば特質が使い放題になる。
また、寄生が成功すれば攻撃対象を見失うこともなくなる。オリジナルだけでは操作範囲が定まっていて逃げられやすい状況をカバーできる。
キャンプをしながら解読に圧力をかけるなど、全体的に圧力をかけることにも長けている。
また、板壊しのような時間をロスしやすい行動についても、板を壊す動作中に操作キャラを切り替えることが可能なので、うまく行けばチェイスによる時間稼ぎにも強くなれる。
短所
前述で最強クラスのハンターと称したが、恐らく全ハンターの中でも最も操作が複雑で操作難度が高い。
複数の操作キャラを全て自分1人で管理しなければならず、かなり頭を使わなければならない。長期戦にもなりやすいため、勝敗に限らずかなりの疲労感がたまる。
特に操作範囲がかなりの足かせになっており、自由に操作しづらいのが難点。
オリジナル信者を操作する際も本体の位置に気を配らないと逃げられてしまう。使い始めの頃はBot戦ですら苦戦すると思われる。
寄生信者がいればサバイバーを逃さず狩れそうだが、寄生した相手を攻撃すると消えてしまうため、せっかくダウンさせても他の信者で追わなければならなくなる。
マップの位置の把握と、それぞれのキャラクターに切り替える際の現在位置の把握が何よりも不可欠である。
遠くへの瞬間移動を可能とする祭司とはかなり相性が悪く、広いマップでは逃げられやすい。
心音無しでの奇襲が可能と書いたが、実は操作キャラの足音は普通に聞こえるため、これを意識したサバイバーからは奇襲が失敗しやすい。
信者そのものの攻撃範囲も狭いため、奇襲を狙ったのに空振りするとかなりの痛手。なるべく溜め攻撃をすることが推奨される。
存在感で溜まるスキルは補助に特化しているため、近距離通常攻撃以外の攻め技も無ければ搦め手も増えないこともあり、攻撃を防げる調香師、占い師、野人、墓守とは相性が悪い。
負荷を全体にかけるのに特化しているが、その分医師やバーメイドのような回復が可能な相手は苦手な方である。
なお、特殊な能力のハンターのため、協力狩りでの使用は不可能である。
衣装(スキン)一覧
UR | |
---|---|
ウアジェト | 川上富江 |
言葉の力は想像を超える。我の囁きに耳を傾け、お前達の決められた運命に足を向けるがいい。 | 気迫に満ちた美しい少女。無限に増殖する能力と人を発狂させる魔性を持っている。 |
伊藤潤二コラボ限定衣装。 |
SSR | |
---|---|
描かれた女 | サーペント |
心を奪われるほど美しい彼女に惹きつけられたら、全く違う光景が浮かび上がってきた。 | わが子供よ。君の祖先たちが願いをかけた時から、君らは分かっていたはずだ。神様を欺くことは決して許されないということを。 |
伊藤潤二コラボ限定衣装。 |
SR | |
---|---|
化身 | ウミヘビ女 |
逃げろ逃げろ、お前達はどうせ逃れることなどできない。我の後ろにいるのは、正真正銘の神なのだ。 | おいで、おいで。主人の歌声に従って、夢の中へ。 |
月侍 | 改造者 |
かつてはるか高い地位に君臨していた月神の侍。しかし月兎をなくし罰を受け、天宮から追放された。千年に及ぶ時と恨みによって、彼女のその高潔な心は段々と蝕まれてしまった。 | 教会の奥深くに隠れている神秘的な改造者は、血族の根源を意味しているのだろうか?彼女は純潔な血統を捨て、自分を異類に改造してまで、血族の力を他の生命個体に拡散するのを試みた。 |
熱い波 | 藤蔓 |
果てしない生命力に満ちた地獄の舞人が、その名を慕って演奏者と共にやってくる。彼女の曲がりくねった尻尾はまるで炎のように舞い踊る。それはショーの掛け合いと共にヒートアップし、熱い波を呼び起こした。 | 錬金術と医学を結合させた試験品は日夜うめき声をあげ、人面バイオリンの怪しげな伴奏となった。絵に描かれた蔦が傷口を埋めるまで… |
初期衣装 | ボロい服 |
---|---|
初期衣装。すべてが新しく見える。 | 服がボロボロだ。本当にただゲームをしただけ? |
関連イラスト
関連タグ
イー・ト・ラー→クトゥルフ神話に登場する神格。
カーラ・フェイ・タッカー→公式がアナウンスしている信者の元ネタ。
背景推理(ネタバレ注意!)
この先ゲーム内における他のキャラの「背景推理」のネタバレも含みます。
1.幻想の地 | 最も深い眠りの中に解放されてはならない禁忌の場所が隠されている。 |
---|---|
ボロボロの手紙1:…私は階段が見えた。ずっと下へ行くと階段の終わりが赤い霧に包まれていた。そこに父がずっと探していた秘密が隠されている。 | |
2.狂気 | 自分が賢いと思うことが狂気への第一歩。 |
ボロボロの手紙2:親愛なるダレンへ、昨日は実に革命的な夜だったよ。私は階段を下りた。今はまだ炎の洞窟に入れないけど、きっと何かの方法を見つけ出せるはず… | |
3.家族全員が不幸に見舞われる。 | 家族だけは自分で選ぶ事ができない。 |
日記1:私はもうウォルクのきちがいじみた手紙に返事を書くのに嫌気がさした。彼は父のおかしな睡眠実験に没頭している。彼はいつからもう少し現実的になれるのだろう?階段と洞窟なんてほっとけ!彼は母親の医療費に集中するべきだ。 | |
4.新しいものと古いもの | 永久のものなどない、特に知識は。 |
日記2:新しく入って来た教授は若そうに見えて、性格も良さそう。でも、彼の実験室を掃除するのは決して気持ちのいい仕事ではない。なんてことだ、あの鱗が生えているものを見ると鳥肌が立つ!それと、トンプソン教授がとても不機嫌そうだった。たぶんこの前の実験室の移動に何かの関係があるかもしれない。 | |
5.蛇の禍 | 一粒の砂でも靴擦れの原因となる。 |
日記3:もうずいぶん前からボルカーからの手紙が来ない、少し不安だ。今日家から蛇が出て来た。私は箒で蛇を追い払ったけど、やっぱり気持ち悪かった。 | |
6.愚かさ | ルキノ教授は人間って猿から変化したものだと信じている、まったく笑えるよ。 |
日記4:またあの蛇を見かけた、蛇は自分の母親の窓の下枠まで登り、蛇に4本の足が生えた。あれはきっと悪魔に取りつかれた蛇だ! | |
7.家族 | ダレン、彼が何をしたとしても連れて帰って来て。 |
日記5:ウォルクはいまだに音信不通で、私が送った手紙はまるで石が海に沈み込んだようだ。お母さんは最後に彼に会いたがっている、でも彼は私たちからすごく離れた場所にいる…… | |
8.コレクション | 珍奇は美しさや高価とは関係ない、珍奇は珍奇だ。 |
告知:高値段で珍しい鱗のある動物を募集する。 デュケイン・トンプソン博士より | |
9.取引 | 事を成し遂げるには必ず何かと交換しないといけない。 |
日記6:トンプソン教授はあの邪悪な蛇に驚かされた。私は教授にすべてを話した、新しく生えた四本の足のことも。彼は様子が少しおかしかったが、蛇を連れ去った。それと、昼寝をしているときに変な夢を見た。すごく長い、長い階段が夢に出てきた。 |
日記を書いているのは「ダレン」。彼の父親は炎の洞窟や階段に関係する秘密を追っていたが死亡または失踪。母親は病に倒れている。
兄弟に「ボルカー」(ウォルクは日本語化する際の誤植で同じ人物)がいる。ボルカーは父に倣って睡眠実験に夢中になり行方不明となった。失踪の直前に調査員として湖景村を訪れていることが祭司の記念日タスクで判明している。
ボルカーが手紙を出せない理由は黄衣の王の背景推理及び記念日タスクで察することが出来る。
ダレンの職場には「デュケイン・トンプソン博士」「ルキノ教授」がいる。
魔トカゲの背景推理も合わせて推測するとルキノは進化論を信じており、爬虫類生物で何かの研究をしていた。
トンプソンはルキノが彼の事業を頓挫させたことで悪感情を抱き、不機嫌になっている。その後珍しい鱗のある生物を募集し、ダレンから聞いた「4本の足が生えた蛇」をルキノに譲渡した。
ルキノはその蛇の毒を実験のため自身に注入、その後「禁忌の領域に深入りした代償」でトカゲ人間となった。
催眠・夢で見る階段・炎の洞窟・邪悪な蛇……これらにイドーラがどう関わっているのだろう。
記念日タスククリア
湖景村調査報告
尊敬なるジルマン様:
未だにボルカーとは連絡が付きません。そのため新しい調査員クリスを派遣しました。彼が湖景村で調査を続けます。
以下がクリスから届いた報告書のオリジナルファイルです:
12月3日、湖景村到着。
現地の住民には未だに出会えていない。
ボルカーが身を寄せていた家屋で彼の荷物と調査報告の続きを見つけた。
現地の警備員から、9月26日に湖景村の隣の林で火事があったことを聞いた。
湖景村の住民は勇敢に火消しを行ったが、その後外界の人間が現地の住民を見ることは無かった。
12月4日、林に入って調査を行う。
祭祀活動が行われていた痕跡がある場所を発見した。
焚火の中から巨大な鱗も見つかり、ここで動物を生贄とした火祭が行われていた可能性が高い。
また、林の川の流れもおかしい。このエリアの植物は大量に枯れ、汚染源も不明だ。
12月5日、湖岸で調査を行う。
試しに湖に生肉や動物を投入したが、ボルカーの報告にあった巨大な影は見当たらない。
12月6日、ボルカーの報告に記された洞窟に向かう。
異常はない。ただの荒廃した坑道だ。
湖景村では住民が一切活動していないことから、クリスは湖景村に調査価値がないと判断したようです。
それでは。
敬具
アーサー・ラッセル
補足
差出人のアーサー・ラッセルは調査団のようなものに所属しており、雇員を派遣して調査を行わせる立場に就いている人物。
背景推理を書いたダレンの兄弟「ボルカー」を祭司の依頼を受けて湖景村に派遣している。
9月26日は湖神に関する宗教活動が行われた日だが、儀式自体は湖に生きた獣(供物)を投げ込むだけである。
火事が起きたのは塩湖の北面にある聖所を開き、供え物の残骸をそこに入れて行う最後の儀式=火祭の時のことと思われる。
イドーラとの関連は火祭の時に開く聖所(おそらく炎の洞窟?)と跡から発見された巨大な鱗(魔トカゲの背景推理に似たものが登場)があげられる。