うわさ
ルキノは禁忌の領域に深入りした代償を負っている。そのウロコはいつまでたってもきれいになることはない。
概要
魔トカゲとは、アプリゲーム「IdentityV」に登場するハンターの一人である。
プレイヤー間の通称として「ルキノ」と呼ばれている。
2022年4月魔トカゲのサバイバー化した姿として教授が実装された。詳細は下記
プロフィール
名前 | ルキノ |
---|---|
職業 | 生物学者 |
年齢 | 35歳 |
記念日 | 11月13日 |
趣味 | 昆虫・爬虫類 |
長所 | 毒物学・生物研究 |
嫌いなもの | 寒さ |
好きなもの | 夏 |
キャスト(舞台版) | モウジーン兼史 |
魔トカゲは公式サイト(掲載2019年)では「ルキノ・ディルシ」と紹介されているが、ゲーム内では一貫して「ルキノ」表記であり、記念日(2021年11月)に公開された日記で「ルキノ・ドゥルギ」と姓が明らかになった経緯がある。
教授実装(2022年4月)時でも「ルキノ・ドゥルギ」と紹介されており、翻訳表記ゆれが起こっている。
容姿
名前の通りトカゲのような見た目をしており猫背気味。緑色のウロコがついておりあたまに赤色の突起のようなものがついている。ナイフのようなもので攻撃する。
設定資料ではグルカナイフに似た形状をしているが、傭兵との繋がりは不明。しっぽが生えているが切れるかも不明。
ちなみに武器の外見は、後に中国版で規制の対象となりペンチへと変更された。グローバル版では変わらずナイフのままである。衣装レアリティがSSR以上の場合のみナイフの形状をした武器になる。
全体的にアウトローな感じが漂うハンターである。
風船拘束中の攻撃がヒットすると、悪役がよくやる剣舐めをする。
また、マッチング待機モーションでは唯一椅子に対して真っ直ぐ座らず、右のひじ掛けに背中を向け、左のひじ掛けに足を掛ける。ナイフを持った手は椅子からだらんとおろしている。
性能
外在特質(パッシブ能力)
- 呪われた体
ルキノの体は変異により爆発的な力を手に入れた。
しかし、ジャンプするたびに体力を消費する。多段ジャンプにより消費する体力は比較的少ない。
形態変化/固有スキル(アクティブ能力)
- 落下
ルキノは空中でみずから垂直落下することができる。
- ハンタージャンプ
ルキノは地面から飛び上がり、空中で2回ジャンプできる。
ジャンプ中に障害物に衝突すると、空中から落下する。
カメラを向けている方向に大きくジャンプする。なので魔トカゲが向いている方向には飛べない。
2段目のジャンプの際にカメラの向きを変えると、飛ぶ方向を変えることができる。
- 落下攻撃
一定の高さまで跳び上がった後にスキルボタンを押すと、ルキノが急速に垂直落下し、
範囲内のサバイバー全員にダメージを与えることができる。
また、範囲内の倒されている板を破壊する。
存在感が一段階目で使用可能。
ちなみに範囲はそこまで大きくない。
- 熱狂
ルキノがさらに進化し、空中で多段ジャンプができるようになる。
- 蛇の化け物
強力な爆発力により、ルキノの垂直落下攻撃速度が大幅にアップする。
存在感が二段階目で使用可能。
長所
ジャンプによるある程度の障害物を無視したチェイスや、能力解放後は落下攻撃を絡めたトリッキーな攻撃が強み。
ジャンプは直線上に飛べば普通に歩くよりも早く移動でき、屋根や壁の無い高台(湖景村の船上やレオの思い出の工場階段など)にも素早く移動できる。
落下攻撃は攻撃後の硬直が短く、壁などの障害物を貫通して相手にダメージを与えられるので解放されればチェイス面が改善される。落下攻撃では椅子ケバブも発生しないため、キャンプにおいても優秀な性能を持つ。
レオの思い出では開けた場所が多くジャンプで階段をショートカットできるので能力を活かしやすい。
短所
ジャンプがとにかく障害物で停止しやすいことがよく槍玉に挙がる。木の枝どころか見た目では何もない場所ですら失敗することがあり、いつ何にぶつかるか怯えながらジャンプしなければならないという繊細な面を持っている。
そしてジャンプに成功したところで小回りも利きづらく、特にファーストチェイスで落下攻撃も使えないうちは板窓グル(特に小屋グル)に弱く時間を稼がれやすい。通常攻撃の貧弱さも拍車をかけ、前傾姿勢のせいか通常攻撃は当たらないのに板は食らうといった事態も起こりやすい。
かと言って落下攻撃が解放されたところで範囲はそこまで広くないのでサバイバーに回避されることも少なくない。
何より外在特質(パッシブ能力)がデメリットでしかないというのは下手をすれば調整前の断罪狩人(パッシブ無し)よりひどい。この体力の制約があるせいでスキルのCTが回復してもスキルが使えない場合が容易に起こりうる。さらに結魂者のクモの糸と違って使い道は増えるのに消費が軽くならないので後半になるほど息切れしやすくなってしまう。
かつて最弱と言われていた断罪狩人が強化により地位を上げてしまったため、現在は復讐者と並ぶ最弱筆頭候補となってしまった。
協力狩りにおいては体力の制約が輪をかけて足を引っ張り、「回復剤」でスキルのCTを短くしても体力の回復は早まらないので結局スキルの回転に制限がかかるという致命的な弱点を抱えているため、どうしても他のハンターに劣ってしまう。こちらでは疑う余地もなく最弱だろう。
一方BlackJackモードでは通常攻撃が1回でも当てればダウンなので、ジャンプで障害物を超えたり距離を詰めやすいため意外と活躍の機会はある方。
ジャンプできない場所が大部分を占めるホワイトサンド精神病院は彼にとって地獄以外の何物でもない。ランク戦では出現しないのがまだ救い。
ちなみにジャンプしても空軍などの持つ信号銃は追尾してきて命中するので回避にはほぼ使えない。ジャンプした結果壁に命中するルートになるよう誘導するなどの工夫が必要。興奮でいいとか言わない
衣装(スキン)一覧
UR | |
---|---|
結晶体 | リューク |
医療職:??? 備忘録:かつての肉体は地下のゴミ山の中に残っているのだろう。あの私を裏切り、捨て、替え、忘れ去ったやつ……必ず報復してやる。狩りはまだ始まったばかりだ。 | リュークの服装。 |
結晶体がある白衣にゴーグルをつけ研究者のようないでたち。水色で体から宝石のようなものが突き出している。きらきら光ってとても目立つ。 | デスノートコラボ限定。宙に浮くなど特殊なモーションになっており、ジャンプには専用ボイスがついている。 |
SSR | |
---|---|
夢を盗む行者 | 骨笛 |
夢こそが最も人を惑わすコレクションなのだ。君の夢も頂こうじゃないか。 | 彼が裏切った悪魔を狩る時、その身にはめ込んだ笛は絶えず蒸気を放ち、恐ろしい笛の音を響かせる――それは戦利品たちがこの世に残した唯一の慟哭である。そして彼の次のターゲットは、人の世で堕落に甘んじているやつだ。 |
猙(ソウ) | クリスマスサロン |
真理が存在する世界が狂気に溢れ、無情であると言うなら、私は残されたわずかな理性も捨て去るだろう。 | トナカイではないが、このサロンの開催者も、夢にまで見たクリスマスプレゼントを届けてくれる。 |
SR | |
---|---|
実験体 | 赤いウロコ |
症状:機能異化 記録:体の複数の部分に爬虫類の生物的特徴が表れている。この実験体は院長がみずから管理していた。しかし、実験体が姿を消してから、事情を知っていた関係者も姿をくらました。 | ときにそれが赤いウロコなのか、できたばかりの傷なのかわからなくなるだろう。 |
その服の柄からローソン店員と言われてきたが、2021年春ついにローソンとコラボ。メインキャラに選ばれた。 | |
男爵 | ビル |
彼、又はあれがあなたを凝視していたら、真っ先に逃げる準備をしたほうがいい。 | 「何がおきたかわけが分からないんだ。でも…私がロケットみたいにピューっと飛んだんだ!」 |
異変 | 道を守る者 |
その人ならざる姿は生物が融合されたものだ。融合する過程で凝結したものが、禁忌とされる形で真理を歪めた。 | この人間離れした姿は、塔の王室が見張りの兵士に薬物を注射したからだと言われている。だが王はそんなことをしていないと私は知っている。全ては10年前に処刑された王の双子の弟によるものだ。 |
キノボリトカゲ | 石工 |
スス~自分より密林と相性がいい宝探しハンターに出会うことはめったにない。なんせ、自分はやや「特殊」だから。しかし三日目に、あの目を半分ぐらいしか開けていない奴に遭遇した時は、蛇はトカゲよりも危ない生物だと、認めざるを得なかった。 | 彼のハンマーと彫刻刀は、いつからか埃が積もっていた。 |
特殊メイク | 道を守る者 |
メイクの下にある彼の本当の姿が分かる者はもういない。本物か偽物か分からない義肢、常軌を逸した跳躍力、掠れた声の低い唸り声……役者たちはそれに驚嘆し、恐れを覚えた。 | この人間離れした姿は、塔の王室が見張りの兵士に薬物を注射したからだと言われている。だが王はそんなことをしていないと私は知っている。全ては10年前に処刑された王の双子の弟によるものだ。 |
R |
---|
紫鳥頭 |
出会うと息苦しくなってしまうのは、その美しさの故ではなく毒性のため。 |
紅藻 |
生い茂る自然の中、湖は毒の水と化していた。 |
硫酸銅 |
それが解毒剤だと思わない方が良い |
初期衣装 | ボロい服 |
---|---|
初期衣装。すべてが自然に見える。 | 服がボロボロだ。本当にただゲームをしただけ? |
背景ストーリー
かつてルキノ・ドゥルギはとても優秀な学者だった。彼はいつも爬虫類生物の研究に夢中だった。
そんなある日、彼は同僚からある珍しい毒蛇をもらって、永遠に姿を消した。
人々は彼の部屋で血だらけの鱗を発見したが、奇怪なことに、これらの巨大な緑色の鱗は異常に硬く、表面はとても粗かった、今まで知られている爬虫類生物とは思えなかった。
【教授キャラストーリー動画】
関連イラスト
関連タグ
背景推理(ネタバレ注意!)
この先ゲーム内における他キャラの「背景推理」のネタバレも含みます。
1.研究 | 何が私たちに研究をさせるのか? 貪欲、知識に対する貪欲だ。 |
---|---|
日記1:我々はこの世界で何を感じたかによって、自分が誰なのかを定めている。私がこの世界で感じたものは、未知だ。人々ははっきりしない情報や、存在すら怪しい暗示に不安にならないのだろうか? 1つの問題に完璧な答えを得られなければ、それは私の脳みその中でずっと私を「祟る」のだ。 | |
2.毒液 | リスクがない仕事とはどのようなものだろう? 見返りが相応のものであればいい。 |
ファイル1:メキシコドクトカゲ、体長57-91cm、見た目は玉のように見える。腹部以外のほとんどを鱗が覆っている。毒液はドブネズミすら呼吸困難にする威力だが、人間に対する効力は限界がある。噛まれた部分が腫れ、痛みは24時間続き、発汗と血圧の低下が見られる。この品種の尻尾は一度千切れると二度と再生しない。 | |
3.社交 | これは仕事がもたらす副産物の1つだ。 |
日記2:デュケイン・トンプソン博士は彼の本当の考えを上手く隠しているが、時間がすべてを説明するだろう。私が彼の「仲人」事業を挫折させたからか、あるいはトンプソン博士の価値観によるものか:「買収できない者がいれば、それは潜在的な敵だ」。 | |
4.つまむくらいで十分 | 錠剤分量の重要性は詭弁で無視されがちだ。 |
ファイル2:ミイロヤドクガエル、体長1.6~2.7cm、広い頭部と短い鼻を持つ。皮膚は滑らかだ。1本目の指は2本目の指より長く、指部分は全て水かきがついている。背中は緑色か黄色をしており、縦に模様が入っている。毒液の鎮痛効果はモルヒネ以上だ。 | |
5.近道 | 金で全てを買えるのか? |
日記3:デュケイン・トンプソン博士の告知は彼に大量の研究素材をもたらした。彼の新しい課題に期待している。彼が二度とこれらの素材を新たな「展示品」にしなくなることを祈る。 | |
6.苦境 | 有限なる人生で無限の知識を求めれば、失敗するのも当然だ。 |
ファイル3:アメリカドクトカゲ、体長30-60cm、鱗はメキシコドクトカゲに似ており、色のある面積はさらに大きく、豊富な色がある。尻尾は太く、切れると再生できない。毒液は人の四肢を麻痺させ、嘔吐を催させ、時間が経つと昏睡させるなどの症状が見られる。治療すれば命の危険はない。大きな裂傷は傷口の炎症と極度の痛みを引き起こす。 | |
7.取るに足らない者 | 我々はいつも目立たない者たちを無視しがちだ。 |
日記4:実験室の清掃員から奇妙な蛇の話を聞いた。彼が言うには、この蛇は十数日で四肢を生やすらしい。科学知識を持たない人間の戯れ言のように聞こえるが、すぐに冗談ではないことを察した。私は彼に手袋を着けるか、他の道具を使ってその「蛇」を捕まえることを提案した。もしかすると我々は新しい生物を発見できるかもしれないと。 | |
8.誘惑 | 罠だと分かっていても進んでしまう。 |
日記5:トンプソン博士から決して断れない提案をされた。あの品種不明のトカゲの共同研究?あるいは蛇か。とにかく、これはつまり私が新たな種属を確立させる機会を得ることができるということだ。うますぎる話だ。しかし誰がこんな誘惑を断れるだろうか? | |
9.罠 | 最高の罠には、人は自分から足を踏み入れるものだ。 |
ファイル4:この生物は完全な前肢を有しており、後肢はまだ発育が未完全だ。頭部の両側面に耳孔は見られない。全身を灰色で四角い鱗が覆っており、腹部の鱗は背部よりやや大きい。目は開閉可能で、共に瞬膜を持っている。咥内検査の結果、上顎前部に尖歯あり、毒液は無効の様子。ドブネズミに異常は見られない。 | |
10.境界 | 越えようとしなければ、境界ははっきりと見えない。 |
傷口が乾燥し、荒くなってきている。痛みはない。体力も嗅覚も上がっているし、古傷も薄くなってきている。メキシコドクトカゲやアメリカドクトカゲとは明らかに異なる。この生物の毒液は世界を変えるかもしれん! 実験の速度を早めなければ。 |
補足
「トンプソン博士」と「実験室の清掃員」は夢の魔女の背景推理にも登場している。
そちらは清掃員こと「ダレン」視点で品種不明のトカゲの入手経緯が書かれている。
トンプソン博士は実験のためと称して高値段で珍しい鱗のある動物を募集し、展示・仲介(販売)することで大金を得ていたと思われる。
それを妨害したのが研究機関に移動してきたルキノで、トンプソン博士から恨みを買うことになった。
進化論を信じていたルキノは両生類・爬虫類の毒液をドブネズミと、おそらく自身の体を使い研究していたようで、トンプソン博士が清掃員から購入した品種不明のトカゲの毒も自分に使用している。
その結果「禁忌の領域に深入りした代償」でトカゲ人間になった。
清掃員「ダレン」の父と兄弟は眠りに隠れている禁忌の場所を研究しており、長い階段を夢に見た後に相次いで失踪している。ダレン自身も品種不明のトカゲを譲渡後に夢で長い階段を見て失踪している。
なお夢の魔女の趣味は「生物の改造」である。
記念日タスククリア
湖景村に関する調査報告
尊敬なるジルマン様:
この間の返信で言及した通り、我々は湖景村で部屋をウォルクに貸していた家庭を念入りに調査し、同時にウォルクの親族の動向を監視しておりました。
その過程で発見したことと言えば、ウォルクの兄弟であるダレンが清掃を担当している某大学の研究室で、とある教授が失踪したとの情報が入っております。警察はその教授の書斎で巨大な鱗のようなものを大量に発見しており、一部内部の情報を探ってみたところ、その鱗は我々の調査員が湖景村の森で見つけたものと酷似していることがわかりました。
更に不安を煽っているのは、そのダレンも先月に消息を絶っているという事実。彼は重病を患っている自身の母親も残しているのです。
一連の失隊事件はすべて湖景村に関連しているため、我々の調査員は何かしらの犯罪組織が絡んでいる可能性があると踏まえており、調査の続行は困難であると判断しました。今までご支払いいただいた金額は今週中に返却いたします。
それでは。
敬具
アーサーラッセル
2年目記念日タスククリア
1篇の日記
私が本当の意味で彼らと顔を合わせた後、彼らのイメージがようやくはっきりとしだした。
あの男性、名をルキノ・ドゥルギーー彼は私が予想していた以上に親しみやすく、友好的だった。
ここへ来たばかりの頃、食堂で彼を見かけた時、彼は洗いすぎて色があせた白いシャツを纏い、頭に包帯を巻いており、テーブルに置かれていた部屋と名前が記されたカードを見つめていた。彼は非常に礼儀正しく、他の人のように私の肩のフクロウに好奇心を寄せて喚くこともなかった。
ただ丁寧に挨拶をし、私を部屋に案内した。
もう1人、デミ・バーボンという女性が午後に荘園にやって来た。晩餐の雰囲気はとても良かった。バーボンさんは話し上手だったし、ドゥルギさんは口数が少なかったが、沈黙の合間にも返事をしたり、相槌を打ってくれた。彼は自分が研究者であり、資料を集めるためにここへ来たのだと紹介した。
うっすらと、ドゥルギさんの襟の下に鱗のような破片と怪しげな傷跡が見えた。彼は私の眼差しに気付いたようで、笑みを浮かべてそれが研究が残した「贈り物」だと説明した。彼は落ち着きがあり真面目で、確かに研究者の気質を持っていた。どのような経歴によってこのような奇怪な影響を受けたのか、私には想像できない。またかつて予見した結末のことを思い出した。妙だ……あの悲劇の最後、ドゥルギさんの姿ははっきりと見えなかったような……
未来の景色には4人目の姿もある。明日になれば、楽し気な雰囲気の中で彼女を迎えることができるかもしれない。
この手紙によって魔トカゲは最初サバイバーとしてゲームに参加していたことが判明し、のちに教授として実装された