概要
日本では主に高級車として有名であるが、ドイツ及び欧州ではバス、トラック、バン、ダンプカー、コンパクトカー、はたまたF1も手がけるなど非常に多角的なブランドである。
主に日本における販売店はメルセデス・ベンツ正規代理店及びヤナセ。
一般的には壊れにくく頑丈な車というイメージで、主に政治家、企業家、士業者等の移動が多く業務に支障が出ると困る職業の人がオーナーとなることが多かったため、そのステータスから高級車の代名詞というブランドへ変化していった。バブル期には一般の企業家などにも普及した。
これは、海外ではトラックやバスが大量に走っていたが、日本では乗用車以外はほぼ国産車が市場を独占してしまったことにもよる。
一時期過剰コストダウンからのアラバマ・ショック(90年代後半に米アラバマ州で製造したMクラスの品質の悪さと、それ以降のSクラス、Eクラスの品質の過剰低下、Aクラス及びEクラス、SLクラスのリコール)によるイメージダウンが深刻となり、ブランド失墜の危機に陥ったものの、メルセデス・ケア等のサポート戦略により回復してきている。
フラグシップカーのSクラスが長年ショーファードリブンカー(運転手推奨車)を勤めてきたが、マイバッハの登場でショーファードリブンカーの座は譲り、Sクラスもオーナードリブンカー(所有者が運転する車)へと変わった。
パワー重視のラインナップが注目されることがおおい。
主に大排気量のSクラスやスポーツモデルだけでなく、Eクラス、Cクラス、はたまたBクラスやAクラスにさえAMGやBRABUSがあり、スポーツモデルではマクラーレンやF1セーフティーカーといった超高速モデルも存在する。
特にF1セーフティーカーは、ドライバーによれば、雨天時であればF1マシンより早いとの声がある。(これはパワーだけでなく、F1では規制されている電子制御系を搭載している事にもよるが、速い事には代わりが無い。)
どちらかというと欧州では高級感のために価格を吊り上げるというよりは、これだけやったら掛かってしまった、それでもほしければ買ってねと言うモデルが多い。
(日本の場合は輸入・代理等でかなり経費が加算されるので一概には言えないが・・・)
日本で購入可能なラインアップ(抜粋)
3BOXセダン系
・Sクラス、Eクラス、Cクラス、CLSクラス、CLAクラス
クーペ系
・SLクラス、SLKクラス、Sクラスクーペ、Eクラスクーペ/カブリオレ、Cクラスクーペ
ステーションワゴン系
・Cクラス、Eクラス、CLSクラス、CLAクラス
1BOX系
・Vクラス
2BOX系
・Aクラス、Bクラス
SUV系
・Gクラス、Mクラス、GLクラス、GLKクラス、GLAクラス
商用車
・ウニモグ(多目的トラック:東日本大震災時、4台が三菱ふそう経由で日本財団に寄付)
・シターロ(大型路線バス)
関連イラスト
別名・表記ゆれ
メルセデス ベンツ メルセデスベンツ Mercedes Mercedes-Benz