概要
神谷重工によって開発されたデクーの発展型機体の一つで、フレームタイプはデクーと同じくブロウラーフレーム。
完全な諜報活動・破壊工作目的で開発された機体であり、AIによる自律稼働、背中のケーブルをジャックインすることによる各種機械のハッキング、基本装備である高火力の両手銃「キラーガトリング」を使用した高い戦闘能力(初陣とはいえど、オーディーンを苦戦させるレベル)など、厄介な特性を複数持った機体。
外見
実は、ジェネラルとはベース機が同じこともあって大まかなデザインが結構似ている。
一方で相違点も多く見られ、ジェネラルでは角ばった外観だった箇所がこちらは丸みを帯びた形状になっている(逆にあちらでは曲線的だった箇所が角ばっている)他、全体的なシルエットはこちらの方が細身で、外観も髑髏のイメージを強調した禍々しいものとなっている。
作中での活躍
オーディーンの初陣の相手。
イノベーターの手によってタイニーオービット社のリニアの操縦室に送り込まれ、タイニーオービット本社にリニアの高速追突による深刻な被害をもたらすために、ハッキング能力を用いてリニアを暴走させる。
その後、コントロールポットを用いた遠隔操作で操縦室までたどり着いたオーディーンと戦闘、「キラーガトリング」による高火力攻撃でオーディーンを苦戦させるが、必殺ファンクション「グングニル」を受け破壊される。
しかし自身の敗北に備えてリニアのブレーキを予め破壊しており、暴走を止められない状況に持ち込む。
関連機体
マスターコマンド改
『ダンボール戦機W』にて登場した強化型マスターコマンド。
タイニーオービット社のプライベートジェットを墜落させるために送り込まれた機体。
作中の経緯から考えると、おそらくオメガダイン製。
ゴルドー
『ダンボール戦機ウォーズ』に登場する、バンデット及び仮想国エゼルダームで運用されている量産機。
全体的なフォルムが角ばったマッシブなものになっている他、目がモノアイからキャリパーと同様のスリット型になっている。
『装甲娘』において
ミゼレムクライシス版からの新規キャラクターとして初期実装。
本名は「コウサキ ミア」、CVは悠木碧。
祖父がドイツ人であり、それ故にゲルマン軍人に憧れているグンマ出身。
普段の服装も軍服のようなもので、得意なことは殲滅(害虫駆除)とハッキング。
それ故か、彼女が使用しているLBCSには元の機体に由来する高レベルのハッキング機能が備えられている。
ただ、普段の振る舞いにはそこはかとないポンコツ臭が漂っており、頼りになるのかどうかは何とも微妙な感じ。
必殺ファンクションは「フレイムバースト」。
状態異常のスリップダメージでの削り能力と威力に特化した技で、使い勝手は良い。