CV:石丸博也
概要
ギンガナム家と共に代々女王の補佐を務め、冬の宮殿を管理してきたメンテナー家の現当主で、黒歴史の真実を知る数少ない人物の一人。
黒歴史の再来に繋がるとして、ムーン・レィスの心に闘争心が宿ることを何よりも恐れており、ムーン・レィスは月から出るべきではないとして、地球帰還作戦には最後まで反対していた。
しかし、女王ディアナ・ソレルは地球帰還作戦を半ば強行、これによりアグリッパは女王は既にムーン・レィスの未来にとって危険な存在であると判断、彼女を排除して自身がムーン・レィスを導き黒歴史の再来を防ぐ存在になろうと画策する。
その一環として、ディアナ・カウンターへの補給をわざと遅らせたり、危険人物のコレン・ナンダーや腹心のミーム・ミドガルドを地球に派遣してディアナの暗殺を謀ったり、ギム・ギンガナムの跳梁を放置するなど、月と地球を混乱に陥れる一因となる所業をやらかした。
もっとも、欲望の赴くままに行動していたギンガナムとは異なり、彼なりにムーン・レィスの未来を案じてのことであったが、一連の行動は自分が女王と取って代わろうという野心があったのも事実である。
しかし、結局のところその実態は黒歴史を恐れる余りただ逃げ続けるだけの臆病者でしかなかった。
本編では早い段階からディアナ暗殺を目論む者たちの首謀者として名前だけはやたら出てきていたが、実際に本人が登場したのは41話と終盤間際であった。しかもその臆病な性格が災いしてかこの頃には実質上ギンガナムに主導権を奪われてしまっており、44話で月の反逆者としてディアナとキエルに粛清される前にミドガルドに射殺される。名前がよく出てきた割に登場話数はわずか4話のみと何とも呆気ない扱いであった。