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大忍び梟の編集履歴

2020-11-26 20:49:32 バージョン

大忍び梟

ふくろう

フロム・ソフトウェア開発のアクションゲーム『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』の登場人物。

忍びの掟は忘れまいな

親の次に大事なもの、お前の心に刻むがよい

概要

CV.土師孝也

主人公のの義父と同時に忍の師。

物語開始の20余年ほど前、まだ子供だった狼を戦場跡で戯れに拾って以降、忍びの技の粋を狼に仕込んでいった。

忍に似合わぬ大柄な体に足元近くまで編まれた長く白い髪、鳥蓑を羽織り背中にはその体格に合った大太刀を背負う姿は、まるで梟を思わせる。


薄井という名の森を修行場とし、そこで出会ったまぼろしお蝶とは若い頃からの付き合いであり、後に狼に忍び技の師としてあてがっている。

厳格な印象だが、すぐ真っ赤になるほど酒に弱かったり、狼が腹を空かせた際は黙っておはぎを拵えたりと、人間味のある優しい面もあったようだ。


ゲーム本編開始の時系列では既に故人。

三年前、賊の襲撃を受けた平田屋敷にて瀕死の状態で現れる。燃え盛る屋敷の中庭で深手を負いうずくまっており、たどり着いた狼に平田屋敷の隠し仏殿の鍵と抜け道を教えるとともに忍びの第2の掟「主は命を賭して守り、奪われたら必ず取り戻せ」これを約束させ息絶える。

以降、狼は忍の掟に従い九郎を守ることを決意する。


*以下、ゲーム内容のネタバレを含む*


物語での関わり

葦名城に内府の忍軍が襲来し、九郎を迎えに天守閣に向かう狼。そこには既に九郎と話す人物がいた。

なんと3年前に死んだはずの梟その人である。

上記の通り果てたと思われていたが、実は謀(はかりごと)だったというオチである。

梟は身に余る野心を抱き、その実現のため竜胤の力を欲していた。会話の中でそれを悟った九郎は梟にこの場を去れと命じるが、梟は久しく見る景色を堪能したいとその場に残る。


やって来た狼に生きていた理由を謀と語り、お前(狼)も死んだと思っていたと平田屋敷で狼を殺そうとした事を仄めかす。そして竜胤を手中にするという自らの野望を打ち明け、第一の掟「親は絶対」に従い、狼へ九郎を捨てるよう言い渡す


選択肢により、後のエンディングルートが大きく変わる。


大忍び 梟

掟に背いた場合…

忍が情に流されるなど、なんとなさけないことか…


狼の言葉に涙を流し落胆、引き止めるも狼は主のように掟は己で定めると一蹴、彼もまたその場から去っていく。

隻狼VS梟

第一戦

ふむ…少しは成長しておるようだな、やろうか、狼よ…


そうして去ろうと背を向けた狼に、背後から不意の一突きを放つ……が見事に防がれる。上記のふてぶてしい台詞と共に、ここからかつての師との戦いが始まる。


大太刀の広い間合いと忍の体術から繰り出される素早い剣撃や忍具は強力無比、戦法は体幹崩しを積極的に狙い、逆に防戦になると離れて仕切り直すという、SEKIROにおける忍びの基本を押さえたものになっている。

やはり師ということもあってか、その剣捌きや技は狼も使える物も多くある。


第1段階

・使用する技

  • 通常攻撃

基本的な連続攻撃は3回。ただし3撃目には派生が存在し、体を捻りながら素早く燕返しを放つ技もある、この動きは狼の通常攻撃と同じもの。

こちらが剣撃を弾いてもしつこく斬り返して来るので、弾くとかえって攻撃回数が増える場合がある。

  • 斬り抜け

走り寄ってすれ違いざまに斬りつける、その後の派生は自由が利くので注意。

  • 煙玉(禁薬)

焙烙玉の形状をした玉を放り投げ、回復を封じる特殊な状態異常効果のある煙を発生させる。

当たるとしばらくの間、一切の回復、薬の使用を封じられてしまう上、禁薬状態のみ行う攻撃が増えたりするので、出来るだけ回避したい。

  • 踏みつけ→空中忍具・手裏剣

小さく跳び上がり、こちらを踏みつけて後方に大きく跳び退きつつ扇状に手裏剣を5つ投げ放つ。

狼もほぼ同じ動きができるが手裏剣は1つしか投げられない。

  • 手裏剣→兜割り

手裏剣を2発なげた後跳び上がり、空中で前転しながら落下と共に相手を叩き斬る技。

縦斬りは横方向に追尾し、弾かずかわすと後隙を狙いやすい。

  • 追い斬り

手裏剣を投げ入れながら、つかさず前方に大きく踏み込み斬撃を放つ忍びの体術。

威力が高く、至近距離ならば一撃で葬られる事もある。

  • 忍具・爆竹

前方に黒い粉を撒いた後、大きな炸裂音と光を発生させてダメージも与える忍具技。

攻撃を弾かれた場合に後方にステップしながら出す回避特化の技で、下手に追いかけると爆竹の餌食になる。

積極的に使う事は無く、反撃にのみ使用する。

  • 重ね斬り(爆竹)

剣撃を放ちながら爆竹を撒き、炸裂と同時に斬撃を放つ忍びの体術。

こちらがしつこく攻撃し続けると、攻撃を弾いてこの技を放ってくる事がある。

爆竹の防御不可能力と斬撃の複合攻撃は威力十分、当たれば一撃死は免れない。

積極的には使わず、防御不可能で狼の物より威力があるのか体力ダメージが入る。

狼も他の忍具での重ね斬りは習得しているが爆竹ではできない。

  • 踏みつけ忍殺

相手を踏み倒し、動けなくした状態で喉元を突き刺す忍殺技。

こちらの体幹が崩れた場合や倒れていると使用するが、確定死ではない上にすぐにその場を離れればかわす事が出来る。

しかしこちらの体幹がギリギリの状態で相打ちになると、忍殺が確定してしまい一撃死するので注意。

  • 見切り忍殺・影落とし

こちらの突きの動きを捉えて刃を踏みつけ、そのまま後ろに回り込むと共に斬撃を入れた後、背中から刀を突き入れる大技。

狼も体得しておりとどめ忍殺としてのみ使用できる。

この技は見切りが決まった瞬間、体幹に関係無く忍殺され体力十分でも瀕死のダメージを負うことになる。


ま、待ってくれぇい!


忍殺を決めると辛抱たまらんと言わんばかりにその場で土下座、情けなく命乞いをしてくる。

この期に及んでまだ情に訴えようとする梟に近付くと。

第2段階

ばかめっ!


不意打ちの煙幕をかましてくる。壁際で不意打ちされると怯んだ隙に一撃貰ってしまうこともある。


・使用する技(変化した物のみ)

  • 煙幕

攻撃を受けた際や弾かれた際に足元に煙幕を張り、煙の中から攻撃する忍びらしい技。

煙幕はロックオンを外してしまうので、すぐにロックオンし直し相手の場所を見つけよう。

  • 踏みつけ→空中忍具・毒霧

手裏剣が毒霧に変わる。残留効果が高く、近付くと瞬く間に中毒状態になってしまう。禁薬状態だと解毒ができないので注意。

  • 体幹回復

身体をどっしり構え体幹を回復する敵専用技。類稀な強者の中で使用するのは梟ただ一人だけ。

毒霧を放った後、近付けない状態で使用する。


戦いに敗れた梟、狼はとどめ忍殺・影落としで師との決着をつける。


影落とし、御返しいたす…


見事…なり…


撃破により常桜の香木を入手。「源の香」の最後の材料が揃うことになる。


別の結末

修羅ルートへ分岐する。

梟に忠誠を誓う狼の前にエマが現れる。梟はエマに不意打ちを仕掛けるも防がれ、その場を狼に任せてどこかに去ってしまう。

エマ及び一心を斬り伏せた狼の元に戻ってきた梟の手元には不死斬り・開門が握られていた(詳細は葦名弦一郎を参照)。

大忍び梟、薄井右近座衛門。

全ては己の真の名を日の本に轟かせるための謀だったのだ。


だが修羅へと変じた狼に後ろから深々と刺し貫かれ、彼の野望はあっけなく潰える。

そして、今や自分の知らぬ何かとなった倅に目を見開き驚愕、あるいは恐怖し梟は事切れたのであった。


大忍びの梟は、

身に余る野心を抱き、竜胤の力を欲した

さあ、己の真の名を、日の本に轟かせるのだ

全てはそのための謀であった


3年前の平田屋敷、もう一つの記憶

葦名城の天守で果てた梟だが、九郎の人返りのため狼はその亡骸からこぼれ落ちた守り鈴「義父の守り鈴」を荒れ寺の仏に供え、再び過去の平田屋敷に赴く事になる。

その最奥の隠し仏殿には…


あの日

戦場で拾った飢えた狼が…

よもや、ここまでになるとはな

まこと惜しい…


だが、斬るぞ!


全盛期の義父と、一対一の斬りあいが始まる。

裏ボス扱いであり、その強さは葦名城天守で戦った時とは比べ物にならず、人によってはラスボスに匹敵するレベルで強い

回復封じの煙玉等の搦め手などは使ってこないが、攻撃スピードが恐ろしく速い。火薬を撒き、斬りつけながら火花で着火する爆炎斬りや回り込みで薙ぎ払いに派生する葦名流・一文字、発生の速い下段攻撃等厄介な攻撃が揃い踏みである。中でも火薬撒きから使ってくる大技、秘伝・大忍び落としは被弾した場合これまた即死級のダメージを貰う事になる。無論寄鷹斬りや踏みつけ、見切りからの忍殺も健在。


忍殺を決め、後半戦に入ると…




無題

”狼よ、よくぞここまで鍛え上げた”


”褒美を取らす”



”我が梟、見せてやろう”


無題

青白い神秘の梟を召喚し、連携しての技が解禁される。

ステルス状態からの飛びかかり、さらなる大技として炎を纏った梟を突進させ、すぐさま秘伝・大忍び落としを放つコンボが追加される。このコンボ攻撃は下段攻撃の炎梟突撃をジャンプでかわし、大忍び落としを見切る事で対処が可能。

死闘の果て義父を撃破することにより人返りに必要なものの一つ、「常桜の花」を入手できる。

高難度で知られるSEKIROにおいても一、二を争う難敵ではあるが、慣れてくればこのゲームの醍醐味でもある激しい剣戟を存分に楽しめるボスでもあるため、戦いに魅入られた修羅たちからの評判はすこぶる良い。


”倅に敗れるか”


”存外に心地よいものだ…”



戯れに拾った飢えた狼

これを忍びとして育て、己が技の粋を

叩き込んでゆくのは、存外に面白いものだった

いずれ命を賭した真の戦いを、願うほどに…

古い記憶の中なれど、その梟の願いは叶った


心中、全盛の先

2020年10月29日にリリースされたVer.1.05アップデートにおいて、「義父」の強化ボスである「心中の義父」が追加された。発売から一年以上経過したこの頃にもなると、通常の義父は難なく倒せてしまう修羅たちも多かったのだが、心中の義父はそんな彼らをも震え上がらせる超強敵であった。以下は追加行動である。


  • 霧がらす(カウンター)

心中の義父最大の特徴にして最凶の行動。ガードを構えていない義父に攻撃すると、ランダムに使用してくる。狼も使う霧がらすそのものなのだが、義父の霧がらすは非常に素早い。消えたと思った次の瞬間には狼の背後に回り込み二連撃を見舞ってくる。この行動により、これまで上級者たちの間では定番だった「義父は寸断なくガン攻めする」というセオリーが通用しなくなっている。さらにタチの悪いことに、二連撃を弾き反撃すると連続で使用することさえある。(編集者の知る限りでは最大6回)一度凌いだとて気は抜けず、むしろ更に神経を尖らせなければならない。


  • 霧がらす(兜割り)

霧がらすで狼の頭上に出現して兜割りを見舞ってくる。主に距離を離しているときの回復狩りや手裏剣へのカウンターとして使用する。ナナメ前ステップでかわせば攻撃チャンスになるが、霧がらすカウンターへの警戒は怠らないようにしよう。


  • 旋風斬り

狼が最初に会得する流派技「旋風斬り」と全く同一のモーション。しかしリーチも威力も狼のものとは段違い。


  • 梟飛ばし

通常の義父も使用した梟飛ばしだが、心中の義父のものはさらに厄介である。というのも、通常の義父の梟飛ばしは下段確定、さらに大忍び落としが来ることは知れているので集中を緩められる休憩時間的な行動でさえあったのだが、心中の義父の梟は身を傾け、翼を縦方向に広げて突進してくるパターンを織り交ぜてくる。その場合、いつもの感覚でジャンプでかわそうすると直撃することになるので、梟がどの体勢で飛んでくるか神経を張って観察しなければならない。とは言ったものの、縦方向の梟は弾くことが可能。燃え盛るその見た目に反して貫通ダメージもないので、ジャンプ→空中弾きとすることで縦横どちらにも対処できる。


  • 霧がらす(コンボ)

第二ゲージで開放される、心中の義父の大技。三種の行動を組み合わせたもので、それぞれの行動の合間に霧がらすで移動しつつ目まぐるしく連撃を見舞ってくる。「二連斬り→旋風斬り→強襲斬り(幻影梟の〆に見舞ってくるアレ)」と「突進斬り→手裏剣投げ→兜割り」の2パターンが存在する。状況によってはカウンターと紛らわしい上にどちらのパターンか見極めなければならず、かなり対処の難しい攻撃になっている。しかし全て捌き切った時の達成感はひとしおなので、再戦機能を活かして存分に鍛錬しよう。


余談

彼が度々言う忍びの掟であるが、3つまであるようだ。

それぞれ現代の梟戦で倒された時、回生使用前のタイミングで言い聞かせてくる。


”ひとぉつ…!”


”親は絶対”

”逆らうことは許されぬ”


”…守れておらぬぞ”




”ふたぁぁつ…!”


”主は絶対”

”命を賭して守り、奪われたら必ず取り戻せ”


”…このままでは、また奪われよう”




”みいぃっつ…!”


”恐怖は絶対”

”一時の敗北はよい。だが手段を選ばず、必ず復讐せよ”


”…できるかの、儂に復讐を”



関連タグ

SEKIRO 隻狼


かつて、竜泉を酌み交わした者たち

葦名一心 鬼庭刑部雅孝 まぼろしお蝶

仏師

道玄

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