概要
西のプレイヤータウン「ミナミ」を統治する巨大単一ギルド。ギルドマスターは濡羽。
Plant hwyadenと正しくは綴るが、全て小文字になったり、hwyadenではなくHwyadenと綴られる等、多くのサイトで表記揺れが見られる。
円卓会議がギルド間の連携による相互互助を目指し、人権思想の共有、11のギルドマスターによる合議制をとる一方「Plant hwyaden」は単一ギルドによりミナミを支配しており、ミナミの冒険者全員が同ギルドに所属を義務付けられる。
さらに、大神殿をゾーン購入していることから、冒険者に対しても生死与奪の権力も有する。
このように全体主義的で恐怖政治を行う「Plant hwyaden」は、政治体制から相容れない自由主義的な円卓会議と潜在的敵対関係にある。
なお、ギルドマスター濡羽を最高権力とするが、実際はインティクスが実権を握っており、中心として十席会議をもつ。いわば、寡頭制(少数の人間が権力を独占する政治体制)である。
〈大災害〉直後、妖艶な濡羽を中心に形成され、後に〈神聖皇国ウェストランデ〉の元老院を取り込み、絶大な権力を手にする一方で、古い格式に拘り過ぎる気位があり、食事一つすら厳格であり続けようとする。
大地人の血税を元にナカスの冒険者の生活は支えられており、アキバをリードする技術力の源も彼らの血税である。
本拠地はイコマにあり、単一ギルドによるギルド間格差撤廃でその地域では通貨は廃止、現代のポイント制になっているが、成果の是非で左右される為に所属された冒険者も、その命令に背けない。
現実世界帰還のための勢力結集を謳うものの、内部は派閥が乱立し、十席会議メンバーの思惑もそれぞれ異なる。
特にトップであるインティクスや第四席のミズファに至っては、平和とは真逆の破壊・抗争を目的に動いており、西日本及びヤマトは致命的な混乱へと向かっている。
ログ・ホライズン新たなる冒険の大地でもこの混沌した状況下を主人公及びツガルMUSIC♪、ピンキーはその一旦に触れている。
十席会議
Plant hwyadenの中心。会議を行う部屋はゆるやかな階段のような形状になっており、階段というより低い踊り場の連続といった趣の部屋。
段差の数は十、上の段ほど地位が高い。それぞれの段は十人の席将達によって思い思いの場所が作られている。なお、インティクス、カズ彦、KRは元放蕩者の茶会メンバーである。
- 第一席:“西の納言”濡羽
ギルドマスターを務める妖艶な女性。
「冒険者」や指導者としての素養は高いが、過去のトラウマからインティクスに支配権をほぼ奪われての傀儡に甘んじている。しかし独断でアキバを訪れた際の、シロエとの解后により……
- 第二席:インティクス
「放蕩者の茶会」の元メンバーで、「Plant hwyaden」の事実上のトップ。
苛烈で残忍な性格の持ち主。表向きは濡羽に仕える有能なメイドとして振舞っているが、裏では濡羽を中心としたメンバー達に暴力的で狭器極まりない態度を取っており、本性を知る者からは白い眼で見られている。
「茶会」時代はリーダーであるカナミに心酔していたが、彼女がリアルの事情を優先して引退を表明した結果、「エルダー・テイル」に関わる全てを憎悪する様になったという意識高い系のヤンデレで、ヤマト全土を苦痛と混乱に叩き落とすべく暗躍している。
- 第三席:“監視塔”ゼルデュス
酷薄な印象を持つ眼鏡の中年男性。開発と財政を受け持つ宰相を勤め、ゲーム時代には存在しなかった技術や兵器の開発を手掛けている。
- 第四席:“東跋将軍”ミズファ=トゥルーデ
「大地人」の将軍である女性。軍人の精悍さというよりは犯罪者じみた残忍さを色濃く感じさせる人物で、アキバやススキノに対してミナミに関する情報の封鎖を仕切っている。
- 第五席:“南征将軍”ナカルナード
建築機械じみた無骨な鎧をまとっている男。関西で最強を誇ったギルド「ハウリング」の元ギルドマスターで、「冒険者」の軍を率いる軍事の要。
- 第六席:“預言の唄い手”クオン
そこらの街角を歩いているようにしか見えない軽装のシャツとジーンズの青年。
実は「エルダー・テイル」のゲームマスターの一人だが、〈大災害〉によってGMとしての能力はほとんど失われている。しかし、ヤマトで発生する運営イベントの情報をポップアップ通知で受け取れる「彼方からの呼び声(GMコール)」は有している。
- 第七席:カズ彦
「放蕩者の茶会」の元メンバーで、治安担当者として治安部隊「壬生狼」を率いている。
もともと「Plant hwyaden」へ参加するつもりはなかったが、止められぬ彼らの凶行の被害を和らげるために参加しており、現在は少々疲れているような面も見られる。
- 第八席:“ミラルレイクの大魔導師”ジェレド=ガン
他界したことになっている先代ミラルレイクの賢者で、リ=ガンの師たる老人。
弟子に比べて、非常に傲慢かつ利己的な態度が目立つマッドサイエンティスト。自身の損になるような事はたとえ冗談でも言おうとしない。
- 第九席:“近衞長”ロレイル=ドーン
大地人の人物。作中で突如濡羽が行方をくらましたため単身で捜索に赴き、偶然自分らの作戦に巻き込まれていた彼女を見つけ連れ帰った。
- 第十席:“変幻道化”KR
「放蕩者の茶会」の元メンバーで、モンスターに憑依するスキルを使いこなす道楽者の情報屋。
意識を飛ばしていた中国サーバーでカナミたちと再会し、しばらく行動を共にした後、何らかの考えで拒んでいた「Plant hwyaden」への参加を表明する。