軟体動物門・腹足綱に属する陸棲の巻貝の内、殻が退化している種の総称。
殻の無いカタツムリとでも言うべき生き物であるが、カタツムリが比較的童話然とした良いイメージで扱われるのに対し、ナメクジはその姿から酷く嫌われる事が多い。
殆どの種が植物食で、大発生すると花壇や畑などに大きな被害をもたらす。
塩をかけると溶ける、と言われているが、これはナメクジの体の水分が塩によって奪われる、即ち浸透圧が起きる原理によるもので、砂糖や重曹などでも同じような現象が起こる。
また、ビール酵母やビールに含まれる麦芽に誘引される習性があり、ドイツではこれを利用してナメクジ退治にビールを用いる。