新房昭之
しんぼうあきゆき
日本のアニメーション監督。
概要
日本のアニメーション監督。
スタジオとめに所属して、とめの同輩である山下将仁が関係したスタジオワンパターンに出入りした後、カナメプロダクションに転属して経験を積み、カナメプロ倒産後にスタジオぴえろ、J.C.STAFFの作品に参加したのちフリー期間を経てシャフトに至る。
実写、文字だけなどの静止画のカットを多用する演出、同一スタッフ(声優含む)での作品作りなどが特徴。
文字カット・静止画の挿入や画面作りには、市川崑や鈴木清順ら日本映画監督からの影響が色濃く見られる。また、実相寺昭雄の演出に類似する点(斜めの画面、光のハレーション、カメラと人物の間に机などを配置するなど)が見受けられるが、本人は実相寺作品を殆ど観たことが無いという。
その独特の美的感覚は、大正・昭和初期の浪漫文学の末裔とも取れる。
高橋和希は新人時代の友人だったとか。
原点、デビルマン
彼のオリジナル作品には、永井豪の作品に似た展開が目立つ。
彼はまんがタイムきらら☆マギカのインタビューの際、以下のように述べている
新房「おそらく自分の根底にはデビルマンがあるんです。自分たちの世代は『デビルマン』の世界からなかなか離れられない。不動明と飛鳥了の関係に持っていきたくなるんです。」
関連作品
五十音順に記載。