ベールヴァルド・オキセンスシェルナ
べーるゔぁるどおきせんすしぇるな
この名前は、読者からの「もしキャラクターたちに人間風の名前を付けるとしたら?」という質問に作者が答えた名前で、あくまでも「もし」の話なので、漫画本編でも使われていない。
名前の元ネタは、17世紀の頃にスウェーデンを北欧の大国にならしめた頃の名宰相、アクセル・グスタフソン・オクセンシェルナ(Wikipedia)からだと思われる。
日本人ファンからの呼び名は「スーさん」「ベール」「旦那」など。
他国のファンからは、主に人名のBerwald OxenstiernaからとってBerwald、またはSwedenと国名でそのまま呼ばれている。
プロフィール
八頭身超の長身が特徴。ロシアよりも高い。フィンランドと比べると12cm高い。
前髪は左分け。
ゲルマン系らしい瞳の小さい特徴的な目をしている。
原作者によれば顔の原型は同作中のドイツと同じで、ただ「殴ったらドイツよりも硬そうなイメージ」らしい。
北欧のスカンディナヴィア半島を占める国の一国。
北欧の獅子と謳われた元ヴァイキング。
表情に乏しく、無口で何考えてるか分かり難い、本人が意識しないところで何か威圧感がある人。
結構内面はお茶目で親切なんだけど、外に出さないせいでひたすら怖がられている。
あと割と照れ屋。そして時に異常なまでに諦め早い。
上記のように北欧の覇者とも呼ばれた時期もあったが、今は大分落ち着いて福祉に力を入れている。
趣味は日曜大工とインテリア。あと議論好き。なんか裁縫とかも出来ちゃったりするみたい。
北欧の訥々とした語感を表現するために東北訛りで喋る。
眼鏡は無いと困るらしく、無いと始終スカンディナヴィアを睨みっ放しになるとか。
好みのタイプは「めんげえ。(いろんな意味で)」。
かつてはデンマークの家にいたが、そこでの生活が嫌になってフィンランドと共に家出をした。
その際、エストニアにフィンランドのことを「女房」と堂々と紹介したことと、「キタユメ。」の昔の拍手レスで「ガチ」(ただしフィンランドにしか反応しない)であると書かれたことがあるため、ファンの間では好意を持ってガチキャラ(フィンランド限定)として扱われることが多い。⇒花たま夫婦
だが一方で、「育ててやったと思ってる、守ってやってたと思ってる、友達だと思ってる」と書かれた人物相関図(比較的古い時期に作られた)も存在し、作中では「良い友達もつど(持つと)幸せだない」という台詞を心の中で呟いていたりする。
(ちなみにその相関図においては、当のフィンランドからは「たしかに恩はあるけどスウェーデン支配でフィンランド文化退化したんだよなぁ…。」と、半ばありがた迷惑に近い感情を抱かれている。しかし年越しやサイト五周年を一緒に祝ったり、現代設定の別の相関図では「共同で色々やってる」とあったりと、比較的仲良しなのも事実。第5巻のキャラクター紹介でも、フィンランドはスウェーデンを慕っていると書いてあった。)
※ この同性愛者カミングアウトについては、比較的そういったネタやギャグを多く取り入れていた初期の出来事であり、後に「内面はジョーク言ってみたり、おどけてみたりお茶目な面も。でも表情が変わらないので、初対面の人には本気で言ってると思われがち。」という設定が後付されていることも忘れてはならない。
なお蛇足ではあるが、原作者の作品にはそういった「同性愛者ネタ」でいじられたり、そういった趣向をほのめかし、どこかぶっ飛んだ行動する(笑いをとる)キャラは珍しくは無い。
オークションに出されたシーランドを競り落としたことがある。
以来、傍から見ると父子のような付き合いをしてる模様。
実際にシーランドからは「パパ」と呼ばれている。⇒花たま父子
ただし2013年のハロウィンの時には「パパ」ではなく、「スウェーデンの野郎」呼びになっている。
(彼を通じてか、2009年クリスマス漫画によるとフィンランドとも仲良くなったらしいが、呼び方は不明。「ママ」呼びは、あくまでもファンによる捏造設定です。念のため)
最近は家にラドニアがいるようだ。
人に挨拶はきちんとするようにさせるなど、躾けはきちんとしているらしい。
ラドニアからは「スー」と呼ばれている。
以上のことからファンの間では「父親」的な扱いを受けている。
日本の父の日シーズンにはスーさん家の旗の色のラッピングが巷に溢れるが、恐らくこれとは無関係である。偶然って素晴らしい。
あと彼の家には最終兵器と言われる塩漬けニシンの缶詰がある。
室内で開けちゃダメ。
上記の通り、表情に乏しいキャラなのだが、アニメ14話「ドイツ人シミュレーター編」にて、まさかの満面の笑顔を見ることができる。
なお、原作漫画の同エピソードではスウェーデンではなくアメリカである。何故アニメでキャラが変更されているかは不明。
他の北欧メンツのことは、フィンランド は呼び捨て又は「フィン」、デンマークは呼び捨て、ノルウェーは「ノル」、アイスランドは「アイス」と呼んでいる。
またデンマーク、ノルウェーからは「スヴェーリエ」、アイスランドからは「スヴィー」、フィンランドからは「スーさん」と呼ばれている。